カテゴリ:本
いやぁ~よかったでつ!
初版の「生きがいの創造1」以来のヒットかも。 実践編とでもいうべきでしょうか 好評だった京都大学の講演がもとになっています。 医療関係者、学校関係者、あるいは職場のメンタルヘルスで 「いきがい」「生きている意味」をもった場合の有効性についての論文です。 データとしては 1964年からある「PILテスト」を使い、「死生観に関する5つの仮説」に対する考え方、 知る前と、後での比較 が興味深かった。 また、専門用語で言うところのAグループと呼ばれるきまじめタイプ のきまじめ度が下がるというのもおもしろい。 このタイプの人は、今 多い うつになりやすいタイプの典型。 メンタルヘルスの一環として取り入れてみてもよいのではないだろうか。 もちろん、「5つの仮説」の根拠は、簡単にこの本でもふれてある。 詳しい事例は「生きがいの創造決定版 (「生きがいの創造」の最新の改訂版、なお、文庫版は初版の内容になっている)」を読むとよいかも。 がちがちの唯脳論者で、不思議な話はいっさい信じないぞ!って人でも 信じなくても オケ!なので 経営学者が書いた 「社会学」の一端としての科学的スピリチュアルの活用方法として読んでもおもしろいかも 「自然科学」ではないところがミソ 現在、まゆつばな情報とは一線を画している 研究と呼ばれるに値する情報(大学教授や医師などが客観的にみても研究と呼べるに値するような事例。例えば、胎内記憶など)もいくつか紹介されています。 論理的思考でかかれているので、男性にもおすすめです。 「科学的スピリチュアル・ケアとは、対象者の特性に応じて、その時点で入手できる適切な科学的情報を効果的に駆使しながら、対象者の「生きがい」(より価値ある人生を創造しようとする意志)を高めていく方法である」 ※PILテスト: 人がどのような意味・目的意識を持ち、こころ豊かに生活に張りを持って暮らしているかを測定するテスト。 ※死生観に関する5つの仮説: 1.死んだ後、無になるか 2.生まれ変わり説 3.人生は魂を成長させるという学びの場であるという仮説 4.ソウルメイト仮説(ライバルさえ互いの成長に必要な登場人物) 5.宇宙には因果関係の法則があるという仮説(自分が愛を持った行為を行えば愛が返ってくる、道徳に反する行為を行えば、やがて自分に返ってくる) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.12.11 20:49:57
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