そりゃ、高校生が気の毒だ
陸上競技審判員の講習会に行ってきました。25年度からの改正点と解説、注意事項の説明でした。毎年、「こういう事例がありました」と報告があります。思いもよらないことが毎年起こるものです。今日聞いた話は、噴き出しました。昨年のぎふ国体(陸上競技)にて。少年の部で、ある有力高校生がフライングをしてしまいました。関係者が「何があったの?」と聞いたら・・・。本来、陸上競技走では「On your mark(位置について)」「Set(用意)」でピストルが鳴りますが、国内の大会では日本語でも構わないことになっています。国体でも「位置について」「用意」で少し間を置いてピストルが鳴ります。その時は、スタート地点近くのスタンドに応援の小学生がたくさんいたそうです。スターターが「用意」とコールした直後、その小学生の集団数百人が「ドン」と叫んで、それにつられてしまったそうです。勿論、この場合はどうするのかはルールブックにはありません。救済措置でスタートやり直し。障害者スポーツ大会でも毎年何かが起こります。競技は水ものです。