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テーマ:今日の出来事(292569)
カテゴリ:仕事
26℃、曇り。
ワタシは人間ウォッチングが好きだ。 電車のなかでも、街の雑踏のなかでも、時には海の向こうでも 気が付けば、見ず知らずの人々をただじっと見つめている自分が いたりする。これってある人から見れば、かなり悪趣味とも言える 行動。それを十分自覚しつつ、面白くてやめられない。 きっと、この世で一番興味があるのが人間なのだと思う。まして 見知らぬ人は、自分の常識を超えた行動を体現してたりするから 目が離せない。ただ、ときに知り合いであっても予想外の暴挙に 出たりするから、こちらも見逃せない。 今日は職場のお局(♀)が巻き起こしたお家騒動について、少し 考察してみたいと思う。 以前の日記にも登場した通り、この局様は常時接続ADSLのように、 いつでもどこでも「怒り」にアクセス可能なお方。 先日はとうとう「光」へとバージョンアップしてしまったようだ。 同席していたスタッフA・B・Cによる再現ドラマを観たところ、 どうも局様が苦手とする上司に無理難題を押し付けられ、見事 ぷっつり来てしまったらしい。 具体的にはこうだ。 苦手上司からエンドレスな文句を浴びた局様、身体中がフルフルと 震え、突然、奇声をあげつつ目の前のモノを片っ端から放り投げ、 さらには手当たり次第に破り出したのだという。 これにはスタッフ一同も石の如く固まってしまったとか。あまりの キレッぷりに、上司すらただ呆然とするばかり。 その異様な状況を聞きつけた他の上司がなだめ倒し、どうにかその 場は落ち着いた、かに見えた。 しかし…汝、やわな怒りの持ち主にあらず。ラリったジャンキーが 陥るように、周囲のドン引きなど眼中にない様子。ふと壁に向かい ひとしきり 「アタシは一生懸命やっている、アタシは…」 と独り言(しかし周囲も驚く大音量であることに気付いていない) した後、突然「……した!」(訳:フェイドイン+語尾のみ何故か 体育会系口調で「お疲れ様で、した!」)と言い放ち、ドアを 「バーン!!」と閉めて帰社されたそうだ。 ところが今朝、スタッフ一同に配信されていたメール(どうやら 休日なのに自宅からメールを送っているらしい。そういう面では 非常に仕事熱心な方なのに、普段の暴君ぶりのため認められない。 残念!)には、昨夜の暴挙ぶりは微塵も感じられないほどの冷静 沈着な文面…。 この時点で考えられること。 1:上司として醜態を晒したことへの羞恥心から、あえて冷静を 装っている(そうだとしても、1社会人として、いかがなものか) 2-A:昨日のことはケロッと忘れている(超前向き人間) 2-B:昨日のことはケロッと忘れている(怒りがメーター振り切り 記憶が飛んでいる) 「怒りの度合いを考えたら、はらたいら(2-B)に3000点!(byクイズダービー)」 そんなことを考えながら、局様発のメールを読み続けていたとき、 ある一行に目が止まった。 メールの最後に突然「以上、よろしくお願いいたします」が2回も リピートされてます、教授!丁寧に改行もしてあります、教授!! ------------------------------- 以上、よろしくお願いいたします。 以上、よろしくお願いいたします。 ○○より ------------------------------- やっぱり局様の怒りは収まっていなかった。どんなに冷静を 装っていても、心の奥底で今だマグマは煮えたぎっていたのを ワタシは確信した。 ここで一句。 意味のない 自尊心ほど 無駄なもの無し(字余り) 明日には生身の局様が会社にやって来る。果たしてどんな対応で 接してこられるのか。リアルで見たいような、見たくないような…。 (「人間ウォッチング」というより「野次馬」好きなワタシ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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