時代を作る女たち
今年もあと1ヶ月半あまり。ワタシ的に年末の風物詩?といえば「流行語大賞」である。今年話題となったことと言えば、何を置いてもやっぱり「韓流」であろう。っていうか、いつからブームになってたんだっけ?ブームと言うには結構息が長い気もするが。この「韓流」ブームを支えているのは、ご存知熟年世代のオバサマ方。大久保辺りの韓国スターグッズを取り揃えたショップには、観光バスで押し寄せるという。そういえば、かつての上司(♀、40代、独身)もわざわざ地方から日帰りでヨン様主演の「スキャンダル」鑑賞&大久保ショッピングしに上京してたから、主婦層からキャリア組までファンの裾野はかなり広い。ホント、経済効果といったら相当なもんだろう。一方、ビジネスマンにとって注目の的なのは、やはり中国だろうか。中国株は一時のブームを過ぎたものの、起業家にとってはまだまだビジネスチャンスの宝庫といえる土壌なんだろうな。livedoorは大連でのビジネスインターンを多数募集してるし、中国専門の雑誌まで発行されているし。中国総合情報誌CHAIでも本屋で見たこと、まだありませんけどね…。やっぱり、ビジネス系より文化系のブームが熱かったということか。それにしても、「氷川きよし」に始まって、去年の「きみまろ」、今年の「ヨン様」率いる韓流に「マツケン」と、オバサマのアンテナが日本社会の流行を作るといっても過言ではないのではないか。しかもさすが観る目の肥えた彼女たちのお目がねにかなうだけあり、いったん火がつくと下火になるまで結構持つのである。それは「氷川きよし」しかり、ラスベガス公演を成功させたらしい「きみまろ」しかり。「マツケン」に至っては既に大御所なので言うまでもない。以前は女子高校生にマーケティングさせる、という商法があったが、これからはオバ様たちのマーケティングこそ、ヒットを探る主流になるのだろうか…。