私の家族だわ
イスタンブールに戻るのが、このあたりでかなり寂しい気持ちとなっていた。もう、二人だけの時間が終わるのだな。あんなにダーちゃんの家族に会えるのを楽しみにしていたのに・・・。国内線もトルコ航空だったのだが、トルコ航空は国内線の方がサービスが良いね。(笑)シートの色も鮮やかだし。乗務員の方が丁寧にサービスしてくれる。1時間のフライトなのにサンドイッチかサラダを出してくれた。ツナが入っていたサラダはとても美味しかった。本当は、半分づつ食べたかったダーちゃんは、ツナが嫌いなのでがっかりしていたわ。デザートを半分ちょうだいちょうだいと言ってきたダーちゃん。どんな味するのか確認しないとあげられない。一口たべたら、私には甘すぎたのでさっさとあげたら・・・。まずいと言われもらうのは、気分が悪かったらしい。いつもダーちゃんが私にしている悪態に気づいてくれたらよいのだけれどね。(笑)イスタンブールに着いた。空港には仕事を早く切り上げて、ダーちゃんのお姉さん家族が迎えに来てくれていた。空港内には、お姉さんと姪が待っていてくれた。私のことをすぐに見つけてくれてお姉さんと挨拶のキスをした。その時に、じーーーーーんっと胸が熱くなった。やっと会えたのだと。姪は、もうすぐ7歳。いつも最初だけ人見知りをするので今回もするのかと思ったら・・・。すぐに私にキスしてくれた。How are you, Miaru?って英語で言ってくれた。きっと、何度も練習をしたのであろう。私が最後に会ったのは3年前。あんなに小さかった彼女は、小学生になっていた。ダーちゃんにそっくりな姪。なんて可愛くなったのでしょうっと、触らずにはいられなかった。何語でそう言ったか忘れたが、私の表情で彼女は理解できたようで嬉しそうであった。その後、ダーちゃんに姪は「ダーちゃんはおばあちゃんの家に泊まりなさい。みあるは、私の家で泊まってね」と言ってくれたもんだから・・・みある叔母ちゃんはますます嬉しくなった。きっと、姪には私の記憶はほとんどないはず。なのに彼女は、私の日本名を間違うことなく言うのである。それは、お姉ちゃん夫婦が私の存在を彼女に忘れないように話してくれているということがうかがえる。感謝感謝である。それから、車で待っていたお姉さんのご主人と甥10ヶ月と初対面した。姪が極度の嫉妬を弟にしているのを知っていたので、あまり触らないようにしていたが賢そうなママ似の赤ちゃんであった。顔は、全然似ていないのに体だけはダーちゃんだと瞬時に気づいた私。平均的な10ヶ月の赤ちゃんがどういうものか分からないけれど、手のひらがでかい。太ももが大人のようなのだ。お姉さんに聞くと、やはり皆がダーちゃんのように大きくなると予想していると言う。(笑)お姉さんのご主人は、小柄の方なので絶対に皆がダーちゃんだと思うのは無理もない。(笑)毎回、お姉さんのご主人の運転は苦手な私。これで何度目だろうか・・・。疲れているのとお腹が空いているのもあっても極度の車酔いをした。途中でダーちゃんが大丈夫かと聞いてきた。全然大丈夫じゃない、死にそうだと言っても、ダーちゃんにはどうすることもできない。このとき、私は真剣にトルコでは生活できないと思った。(笑)こんなことでと思われるだろうけれど、このときは、そう思ったのだよ。その後、ダーちゃんの親と再会し大歓迎であった。道行く人に嬉しそうに私のことを説明していた。台所で手伝いますと声をかけると、お客様なのだからいいっと断られ・・・。ダーちゃんになんで手伝わないのと嫁いびりをされ・・・。何もしないよりは、姪と遊んでいる方が気分が楽だったので一生懸命に遊んだ。トルコ語での夕食。皆さん、英語が話せるのだけれどトルコ人の夕食なのだからトルコ語で話すのは当たり前。ダーちゃんは通訳してくれない・・・。ちょっと、寂しいなって思ってしまった私。でもね、全種類食べたよーーーー。(笑)これから、私の心境が少しづつ変化してくるのでお楽しみに・・・。