夜明け
新しい年が明けた. 水平線から上る太陽が一瞬,海と連続する.明け方の冷え込んだ大気がつくるこのイリュージョンを,「だるま朝日」と地元では言う. 同じ現象は日没時にも見られる.こちらは「だるま夕日」という.民主党の鳩山政権が発足したとき,その前途へのはなむけのつもりで「だるま夕日」の記事を書いた.同党のマークである「重なり合った2つの太陽」にイメージを重ねて,輝く前途を祝福した.「海と溶け合う太陽」http://plaza.rakuten.co.jp/tosana/diary/200909020000/(以下転載) 高知県の西のはずれ,宿毛(すくも)市の町はずれから,沈みゆく夕日を見たことがある.これは地元の自慢で,夕日が海面に付く瞬間の形から「だるま夕日」と呼ばれている.(中略) 身を切るような風の中に立つ.まだ太陽は水平線より上にあるのに,周囲はすでに暗くなりかけている.太陽はゆっくりと下降し,やがて太陽の下端が水平線に接する.その瞬間,太陽の周囲の海面全体が,金色に燦然と輝きます.(転載おわり) 政権交代から1年4か月.菅直人の現政権に国民はもう誰も,何も期待していない.日本国のためを思う気がわずかでもあるのなら,菅内閣は1日も早く消えるべきである. 重なり合った2つの太陽の下半分はイリュージョンである.ニセモノである.朝日が水面を離れて上っていくとニセモノは雲散霧消して,本物だけが残る. 太陽はイリュージョンを引き連れて上る訳にはいかない.ニセモノは消え去るしかない. みんな本物の登場を待っている.もはや消え去るしか選択肢のない菅内閣に,1日も早い退陣を求める.