カテゴリ:ライトな本
いきなり「ヨーグルト」ですか!? なんて言うかお前、レベル高すぎ!? 朦朧とした視界に浮かび上がってきたのは白い病室と二人の少女。 つややかな銀髪と紅い瞳を持ち、ビスクドールのように美しい“亜里沙”。 その横には麗しい黒髪と碧い瞳で僕を優しく見つめる“和葉”。 僕はなんでこの娘達と一緒にいるんだろう? 秀人は考える。……あぁ、そうだ、僕は山で遭難して、この娘達に助けられて……でも僕はどうして遭難なんか? 僕は兄を殺した“死神天使”を追って……ここまで来たはずなのに……。 中三の夏休み、兄・秀一の死と、自分のトラウマの原因を探す旅に出た秀人は、二人の少女と奇妙な入院生活を送ることになるのだが……。 ちゅうか、GA Graphicの壁紙から生まれちゃったという逸話のある話。 まあなんちゅうか、GA文庫らしいと言えば、GA文庫らしいです。 兄を追って山に入ったら、いきなり遭難して、入院生活をしいられてしまうと言う奇妙な話。 しかもそこには、亜里沙と、和葉と言う少女がいて・・・、 って、これ何処のギャルゲ? な展開、重傷を負って体はぐるぐる巻きで、麻酔が切れるまで、だだ漏れって。 なんて、羞恥プレーなんだ!? しかも、食べさせてもらうしかないし・・・。 アレか、これってもの凄くハーレム状態ってやつか!? えっ、いきなり「ヨーグルト」ですか!? なんて言うかお前、レベル高すぎ!? と思ったら、あっさり治っちゃうし・・・。orz もうチョイこのちょっと恥ずかしいけど、なんだか嬉しい様な生活が続くと思ったのに・・・。 と言う事で、亜里沙と、和葉と、あんまり出てこない博士(男)との奇妙な共同生活を送るうちに、兄の死の真相、亜里沙、和葉の秘密、そしてこの病院では何が行われていくのか、次第に明らかになっていくわけで・・・。 うーん、ぶっちゃけ伝奇物。 内容的には一昔前にありがちな気がしたが、逆に今というご時世から考えると新鮮な気がしました。 亜里沙が少々気が強そうなタイプで、和葉が優しい感じのキャラで、博士がやたらと怪しすぎるのはどうかと思いましたが、なかなかこの辺のキャラクタの作り方は良かったと思いますね。 ただ、エピローグは冗長すぎた気がします。 やはりこれからも、第2第3の壁紙シリーズが出現するのか、試みとしては斬新だと思いました。
関連サイト 細江ひろみ みかきみかこ 感想リンク のべるのぶろぐ 2.0 booklines.net お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007/01/16 10:37:09 PM
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