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歳月人を待たず
グリム童話に「きてれつ六勇士」がある。この話は、こどもたちに根強い人気がある。 昨日も、腕白5人組のラボッ子がテーマに取り上げた。 リーダーは中1の男子N君だ。Nは極めつきの腕白坊だったが、最近は心身共に 成長ぶりが顕著だ。 きてれつ六勇士は、異能力を発揮する6人の男たちが、力を合わせて悪い王と 対決する。当然戦闘場面がある。小学校3,4年生の男子が集まったとあっては穏 やかにすむわけがない。 今日も、戦闘場面に突入するとマシンガンやミサイル様の兵器が登場して場面が 変わってもどこ吹く風で戦っている。放置したら、騒ぎはどこまでエスカレートするか わからない状況になってきた。 どうしようかなと、思案したが、私は一歩退いて待つことにした。 「どうした?」私の気配を察して、N君が声をかけてきた。 「これじゃ、どうにもならない」、私がぼっそり言うと。 「わかったよ、ちゃんとやらせるよ」と、言って皆に向き直ると、CDに沿ってやるよう 注意するのだった。 少し前なら、先頭に立って混乱を助長する子だったのに。すばやく空気を変えるすべを 身につけたリーダーに成長しつつある。もちろん、私が難題を押しつけようとすると、 果敢に反抗する反骨精神も健在なのが、嬉しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年01月21日 14時48分56秒
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