Football is My Life ～栃木SC Go to J～

生憎の天気の中、優勝を占う上での重要な一戦が今KICK OFF

●JFL前期第10節

5月6日（日） 13：00 足利市陸
栃木SC 0 - 2 ロッソ熊本
【ロッソ熊本】
高橋泰（後半0分）
小林陽介（後半35分）

▼スタメン

GK 1 原裕晃
CB 19 山崎透
CB 4 谷池洋平
LSB 27 高野修栄
RSB 2 北出勉
DMF 8 堀田利明
DMF 5 山田智也→7 西川吉英（後半10分）
LMF 22 高秀賢史→14 石川裕之（後半40分）
RMF 6 小林成光→20 茅島史彦（後半21分）
ST 13 横山聡
CF 9 山下芳輝

■入場者数

3,016人

前半、栃木SCは全くと言っていい程攻撃の形が作れなかった。中盤を構成することができない。FWにくさびのボールを入れても、精度が低く中々収まらない。強引な突破でサイドからセンターリングをあげても精度が低く中の選手と合わない。そして、セカンドボールも奪えない。逆に、ロッソ熊本は元日本代表DF上村を中心にしっかりと守りを堅め、奪ったボールを中盤のMF喜名、MF熊谷が的確にサイドに散らし、早い段階でクロスを放り込んできた。そして、そのクロスを栃木SCのDFが必至にはじき返したこぼれ玉をMF小森田がミドルレンジから何度もシュートを狙い、幾度となく栃木SCゴールを脅かされた。栃木SCがやらなければならないことを逆に相手にやられる。

後半開始早々ロッソ熊本に先制点を奪われる。MF熊谷からのスルーパスにFW高橋が抜け出し、競り合っていた栃木SCのDF山崎を払い除けシュートし、ゴール左上に見事なゴール。今季10得点目を献上。栃木SC、後半の試合の入り方に失敗。その後も一方的なロッソ熊本ペースで試合が進む。栃木SCも三枚の選手交代のカードを使い、流れを変えようと試みるが、一向に変わらない。むしろ、堀田の1ボランチにしたことでバランスが悪くなる。西川は気持ちの入ったランニングを何度か見せてはくれたが・・・。チャンスらしいチャンスは右サイドから小林が左足であげたセンターリングを高秀がヘディングシュートをしたが、GKの正面にいってしまった一回くらい。そして、雨の足利に集まった約3千人のサポーターが負けを意識し始めた後半35分に追加点を奪われる。小森田が左サイドから左足であげた精度の高いクロスを小林に頭で綺麗に合わせられ失点。ボールは無情にもこの試合も素晴らしいセーブを見せていた原の守るゴール右隅に吸い込まれた。この時点で勝敗は決する。足利決戦二連敗決定。

正直今日の試合は何も言うことがないくらい、いや、言う気力が出ないくらい悪い試合だった。後半の30分以降はもう栃木SCのサッカー見るの止めようかとさえ思う程。本当に完敗。FC岐阜戦の方が試合内容も数段良かった。中盤が全く作れない。ワンツーなどの選手間の連携で相手を崩す形が見えない。逆に、対戦相手のロッソ熊本は本当に強かった。FC岐阜以上だと思う。このチームならJ2でも戦えるのではないかと感じられた。特に、ディフェンスラインと中盤に高さのある選手が揃っているので相手のロングボールやセンターリング、ゴールキックなどをキッチリと跳ね返していた。元日本代表の上村の的確なラインコントロールとコーチングは光っていた。今まで対戦したチームの中では一番優勝に近いのではないかと思った。

◆第10節暫定順位表

順位 チーム名 勝点 得失
1 佐川急便SC 25 +18
2 ロッソ熊本 24 +13
3 FC岐阜 23 +9
4 YKK AP 20 +9
5 栃木SC 20 +9

順位も一つ落ちました。でも、あんなサッカーをしてたら落ちるのは当たり前。もっと面白いサッカー見せてほしい。

次節は5月13日（日）、アウェイの魚津桃山運動公園で13：00からYKK APとの対戦。次節も絶対に負けられない試合。この試合で負けたら本当に優勝が遠のいてしまう。優勝戦線に何としても残る為に、攻めの形をたくさん作ってほしい。