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Football is My Life ~栃木SC Go to J~

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2007年09月19日
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カテゴリ:栃木SC
昨日とちぎテレビで放送された「インサイドリポート 栃木SCスタジアム問題」を見ました。そこで、ここにその詳細を記し、自分なりの意見を書き添えたいと思います。この記事が皆さんがスタジアム問題を考える際の手助けになれば幸いです。

福田 富一知事(今月11日)
「Jリーグ加盟予定の栃木SCのホームスタジアムを確保する観点から、陸上競技場とサッカー場を兼ねたスタジアムの整備を図る方向で検討する

知事は「検討する」と言っただけで、決して決定した訳ではありません。まだまだ変更される余地は残されています。ちなみに、この発言は県議会の最大会派自民党議員会の提言(下記参照)を受けたものだったそうです。

<県有未利用地についての提言(平成19年8月)>
グリーンスタジアムは改修の費用がかかりすぎるとともにアクセスや駐車場の問題でサッカーの中心的な施設にはなり得ない。競馬場跡地を県の総合スポーツエリアとして整備することを求める。

<県による試算>
サッカースタジアム:100億円
陸上競技場:100億円
合計:200億円

兼用スタジアム:130億円程度

なぜこういった数字になるのか正直分からないです。他の県の例を参考にしたそうですが、果たしてどこの県の例を参考にしたのでしょうか・・・。

<Jリーグの試合で使用されているスタジアム>
サッカー専用:20箇所
陸上競技場との併設:37箇所

日本総合研究所 東 一羊 主任研究員
「併用のメリットは行政的に多目的利用が可能な点。私はデメリットの方が大きいと思う。観客席からピッチまでの距離が長いので選手を近くで見られず迫力がそがれる。経済的なデメリットは維持管理経費が大きくなる。Jリーグの適正規模は2~3万人。機運が盛り上がっている状況ならできるだけサッカーに特化した形でこじんまりとしたスタジアムが本当は望ましい」

NPO法人 日本サポーター協会 塩野谷 浩崇 氏
「小さくても満員のスタジアムは一体感がある。大きくても空席が多いと盛り上がらない。小さくても選手たちと近い臨場感のあるサッカー場がベスト。お金をかけて豪華なものを作る必要はない。自分のスタジアムと思えるよう長く使うことが理想」

上記の方々の意見を参考にすると、小さくても、サッカー専用スタジアムを建設することがベストであるということは明白だと思いますが、皆さんどうでしょうか?また、維持管理を民間に委託すれば、総費用が早い段階で専用<兼用になると思います。

<参考例>
フクダ電子アリーナ(サッカー専用スタジアム)
総工費:約81億円
収容:1万9,700人
設計者:日本設計
施工者:都市基盤整備公団
建設者:清水建設大林組新日本建設JV(ジョイント・ベンチャー)
命名権取得企業:フクダ電子株式会社
命名権料:4億5千万~5億3千万円(5年半契約)+AEDの提供+チケットの買取
運営維持管理会社(指定管理者):株式会社シミズオクト東洋グリーン株式会社
・災害時に活用するという理由で、建設にあたって国から補助金を受け取っている
・芝生の養生期間、試合日程を調整し、一般にも有料で貸し出すなど市民に身近なスタジアムになっている
・ジェフユナイテッド市原・千葉はフクダ電子アリーナへの移転により観客数がになる

つまり、約2万人規模のサッカー専用スタジアムであれば、75億7千万~76億5千万円程度で建設できることが分かります。また、フクダ電子アリーナは地盤が埋立地であるため基礎工事の部分で難航したそうなので、競馬場跡地の地盤がしっかりしていればもう少し安く建設できるのかもしれません。

自民党県連 政務調査会長 青木 克明 県議
「財政的なことが頭にあるのでそれを度外視すれば単独の方がいい。早く作ることと財政的な部分を総合的に判断すると併設型。10年も20年も先の話はできない。私は3年と言っている。ブログ、ホームページを見ると“単独で”と書いてある。単独であれば、臨場感もあるし、気持ちが一つになるという意味でサポーターが距離が近いところで見たいとうのも、選手がそういう条件の中で試合をやりたいというのもよく分かる。当然そうだと思う」

10年とか20年といった長期的な視点を持たないから財政が苦しくなったのではないでしょうか?ただ、サポーターに批判されることが分かっていながらテレビに出演したその勇気だけは認めます(笑)でも、民意を無視すると痛い目に合うということは先の参院選で分かったはずです。今回の放送内容を参考に、もう一度しっかりスタジアムのことを勉強して、サッカー専用スタジアムの建設計画を練ってください。

最後に、こういった番組を企画・放送していただいたとちぎテレビに感謝申し上げます。

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Last updated  2007年09月21日 16時04分39秒
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