栃木SC、ホームで連勝
健闘を称え合う両チームの選手達■JFL後期第7節8月25日(土) 17:00 栃木G栃木SC 2 - 0 YKK AP【栃木SC】小原昇(後半8分)小原昇(後半13分)前半はなかなかいい攻撃の形を作れなかった。FWに入れるくさびのボールの精度が低く、前線に起点が作れない。両サイドMFがワイドにひらく為、両サイドバックが上がるスペースがなかった。なかなかつなげない為、DFラインからの苦し紛れのロングボールが増えてしまう。そして、逆に相手に決定的な場面を幾度となく作られる苦しい展開。相手が現在3位の強豪ということで、私はこの時、「このままの展開だと負けるかもしれない」という思いが頭をよぎった。ただ、そんな不安は後半開始とともに杞憂に終わる。後半8分、右サイドの高い位置でのスローインのボールを只木がキープし、高野にパス、高野が巧みな切り返しで相手DFを翻弄し、右足で精度の高いクロス、ニアで上野が潰れ、ボールが抜けてくるのを予想していた小原が中央でDFを振り切りダイビングヘッド。本当に素晴らしい攻撃の形だった。高野のクロスの精度は試合を重ねるごとに高まっているように見受けられる。あんな綺麗なゴールは久しぶりだった。そして、その1点目からほとんど時間の経っていない後半13分、相手GKとDFの連携不足でルーズになったボールを小原が奪い、GKをかわして冷静にゴールへと流し込んだ。只木、上野、小原の高い位置からの献身的なプレッシャー、加えて、小原のゴール前での冷静さが生んだゴールと言えるだろう。この日は上野が高い位置から献身的にプレッシャーをかける姿が光っていた。あの意識をもっと多くの選手が持つことにより、栃木SCのサッカーはより一層進化するはずである。■出場選手・評価GK 1 原裕晃 5.5DF 27 高野修栄 7.0DF 3 照井篤 5.5DF 19 山崎透 5.5DF 23 片野寛理 5.0 MF 10 只木章広 6.5→37 高安亮介(後半41分)MF 8 堀田利明 5.0MF 40 米田兼一郎 5.5MF 6 小林成光 5.0→30 久保田勲 6.0(後半36分)FW 41 小原昇 8.0FW 39 上野優作 6.5→9 山下芳輝 5.5(後半33分)■MVPFW 41 小原昇■フォーメーション4-4-2(中盤ボックス型)■入場者数3,633人■柱谷監督のコメント「小原の2得点は本人にとっても、チームにとっても大きい」「DFの4人だけでなく、その前の6人が献身的に守備に入っていた」■後期第7節終了時暫定順位表順位 チーム名 勝点 得失1 佐川急便SC 58 +382 ロッソ熊本 54 +243 YKK AP 44 +114 FC岐阜 43 +95 アローズ北陸 42 +46 Honda FC 38 +97 横河武蔵野FC 38 +58 ジェフリザーブズ 36 09 栃木SC 35 +9順位は暫定だが、9位に上がった。この調子でどんどん上を目指してほしい。先ずは、次のHonda FC戦を絶対、勝利で終わりたい。■次節の対戦9月9日(日) 13:00 栃木県陸栃木SC - Honda FC↓ここをクリック!