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カテゴリ:柴田よしき
今回は長編になっています。 貴之への距離が少しずつ縮まっていくなか、 ある少女との出会いにより、唯の物語は さらに過酷なものになっていきます。 中盤あたりで、貴之の失踪に至るまでの経緯が 語られるんだけど、つい「えっ、マジで?」 と声に出してつぶやいてしまった。 「そうだったらいいのに」と思っていたけど、 ベタにそうきますか?という驚きでいっぱい。 いや、まあ、それはそれで良かったんだけど、 なんだかなあ、もう…。 「愛しているけれど唯の元へは戻れない」 そう決断したのなら、その時点で唯に何らかの リアクションをとって、きちんとけじめを つけていれば、唯はこんなにも長い時間、 苦しみつづける必要はなかったのに。 すごい身勝手じゃん!と腹が立ったけど、 愛する唯とのつながりを自分からは断ち切ることが できなかったということでしょうか…。 最終的に12年の月日が経過します。 たくさんの人との出会い、様々な出来事を経て、 唯の貴之への思いは揺るぎ無いものとなります。 長い長い旅を終えた唯と貴之。 静かで穏やかなラストでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年04月23日 10時20分02秒
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