かかのひとりごと

今日の夕方、私は３歳の息子と一緒に某駅で武蔵野線
(東京～千葉～埼玉を経由する電車）の到着を待っていました。

私達の前には大きなボストンバッグを傍らに置き、
しゃがみ込んでいる３０代後半くらいの男性が１名いました。

何気なく見てみると、自ら撮影したらしい様々な電車の写真が
入ったアルバムを、かなり熱心に眺めていらっしゃる。

どうやら、テツ(鉄道マニア）の方らしい。

武蔵野線でテツの方に遭遇するのはよくあることだし、
どちらかというと私の夫も軽～くテツなので、
特に気にすることもなく、後に並んでいました。

電車好きの息子はホームではしゃぎまくり。
動き回ろうとして危ないので注意をしていると、
前にいるテツの方が振り向き、息子をギロリと睨む。

「うるさかったのかな～」と思い、息子をどうにか
落ち着かせ、静かめにしていたのですが、またギロリ。

もう迷惑はかけていないはずなのに、その後何度も、
３回息子、１回私、くらいの割合で繰り返し睨んでくる。

なんなの、もー！(｀×´) と、私もさすがに頭に来て、
「今度こっちを見たら睨み返してやる～！」と身構えていました。

すると突然、そのテツの方が立ち上がり、息子の前に立ちはだかり、
手元から何かをスッと取り出しました。

「えっ！凶器？！」とビビッた私は、息子を抱え１歩後ろに。

よくよく見てみるとテツの方が持っているのは何やら紙状のもの。
「これ、一応、お子さんに渡しときます」
息子に手渡されたのは、武蔵野線の旧車両の写真でした。

「はぁ？意味わからん！！一応ってなに？」としばし唖然としたのですが、
どうやらテツの方は、自分が持っている写真を見て、うちの息子が喜んで
はしゃいでいたと勘違いしたようです。

違ーう！！！いや、たぶん息子も、あなたが眺めていた写真に気付いてたら
確かに喜んだと思うんだけど、全然気付いてなかったんだってばー！

「ありがとうございます。でも、いただいていいんですか？」と一応
大人の対応をした私ですが、かなりキョトン顔になっていたと思います(笑）

「いいです。この車輌の写真撮りすぎてたくさんあるから…」とテツの方も
おっしゃるし、息子が喜んでいるので、息子にもお礼を言わせて、
ありがたくいただくことにしました。

　←武蔵野線旧車両です。いただいた写真ではありませんが(笑）

おしまい。
…のつもりだったのですが、テツの方、いきなり息子に向かって、
その車輌にまつわるエピソード語りはじめちゃいました。しかも敬語で！(笑）

いや、３歳児に語られてもねえ…（;´▽｀A``

はあ…、しかし一時はどうなることかと思いましたよ。

というわけで、以上が今年の上半期びっくり大賞に輝いた出来事でした。


実はこのあと、母の日のプレゼントを買いに行ったデパートで、
猛烈に笑える動きをする店員さんにも遭遇。

滅多にない、ものすごい１日でした！(笑）