|
テーマ:愛すべきB級SFの世界☆(73)
カテゴリ:ビバ!B級映画
アリゾナの田舎町。産業廃棄物を積載していたトラックの積荷が川に転がり落ち、 ドラム缶から有害物質が流出。町外れに住むクモ・コレクターが飼っている 数百のクモを巨大化させ、人知れず町に巨大グモが放たれた。この異変にいち早く 気づいたのは、父の築いた炭鉱会社を復活させようと町に戻ってきたクリスと、 シングルマザーの女性保安官サム。サムの息子の“少年クモ博士"マイクや、 ティーンエイジャーの娘アシュリー、ラジオDJ ハーランの協力を得て、町民たちは 町の中心にあるショッピング・モールに立てこもる。 クモ対人間。生き残るのはどちらか? (goo映画より) 昨日、木曜洋画劇場で放映していた『スパイダー・パニック』 先週予告を見て「おおっ!これは大好きなB級映画の匂いがプンプンするぞ~!」 ということで同じくB級映画好きな夫と共に放映を心待ちにしていた・・・のですが、 昨日の時点ではすっかり忘れてました(汗) バレーボールWグランプリを見ておりまして、試合がフルセットに突入したため 放送が終了したのは21:20頃。そのあと何気にTV番組表を見て「しまった~!」と。 まあ早い話が、頭の20分くらい見逃しちゃった訳ですね・・・(涙) TVの画面ではまだクモの姿は見えず、でもいわくありげに物凄いクモの巣が。 ワクワク(?)しながら見ていると、息子とお風呂に入っていた夫が戻ってきたので 「スパイダー・パニックやってるよ~」と声をかけると、若干顔を引きつらせた夫が 「いや、こっちもまさにパニックだよ」と。夫の誘導でお風呂の方へ行くと、 「ギャ~!」なんとそこにはかなりでかい『ゲジゲジ』がっ・・・ このお方です・・・ あまりの「ゲジゲジっぷり」に私はもちろん、夫までもがドン引き。かといって そのままにするわけにもいかず、夫は掃除用具やら紙コップやらを駆使して 怪しい捕獲道具を作り、どうにか捕獲に成功し、ゲジゲジくんは無事家の外に。 我が家の『ゲジゲジ・パニック』はどうにか終息を迎えることができました。 気を取り直して『スパイダー・パニック』を見始めると、もうすでにクモは 「デカッ!」という状態に。おびただしい数の巨大グモが人々を襲う襲う。 巨大グモなんて気持ち悪くて見られないかも、という危惧があったのですが、 思ったほど生々しさはなく、どちらかというとメカっぽい感じ。 うーん。もしかしたら直前にゲジゲジを生でみたせいもあるかも・・・。 なにしろコレクターが集めていたクモですから、種類が様々あるようで。 元が小さめだったらしいクモは、だいたい人間の2~3倍くらいの大きさですが、 タランチュラはもう、でかいのなんのって! それがビョンビョン飛びながら追いかけてくるわけですよ。 クモの種類によって襲撃方法も違っていて、地面に蓋付きの落とし穴みたいな 罠を仕掛けていて、パカッと蓋を開けそこに人間を引きずり込むヤツもいれば、 ガーッと糸を吐いて人間の全身をミイラ状にぐるぐる巻きにするヤツも。 ちなみにミイラ状に糸でぐるぐるされちゃった人はその時点ではまだ生きており 巣にお持ち帰りされて備蓄されるのですが、結局時間が経つうちに死んでしまい 本当にミイラのような死体となってしまいます。 「壁がコンクリートでシャッターが鉄製だから」という理由で人々は、町の中心部 にあるショッピングセンターに逃げ込み、色々なお店から、チェーンソーやら ボウガンやらをかっぱらって武器として所持するんですが、緊迫感はあまりなく、 みんななーんか暢気ムード。人がいっぱい殺されているっていうのに、もう・・・。 巨大化したせいか、クモたち物凄い破壊力を持っていて、頼みの綱のシャッターも あっけなく破壊されてしまい、人々は大パニック! そんな中、飛びっきりの肝っ玉と強さを見せるのがシングルマザーの女性保安官。 すごくキレイな人なんだけど、ライフルぶっ放してクモをガンガン撃ちまくる姿が かっこよくて惚れ惚れしちゃいました♪ 撃たれたりチェーンソーでぶった切られたりしたクモの体からは、B級映画の お約束ともいえる、スライム状のネチョっとした緑色の体液がドロドロと・・・。 まあ、そんなこんなで(どんなだ?)みんなが頑張り、大団円を迎えるわけですが、 川に流れ込んだ有害物質が『毛生え薬』だった、というオチには大笑いでした。 物語のとっかかりの部分を見逃してしまったので、この映画のあらすじを検索 していたところ、内容を事細かに解説しているマッド・シネマという素敵な(笑) ページを見つけたので、もし興味のある方がいらしたらぜひ覗いてみてください。 私は『B級映画』と呼ばれるような作品が、本当に大好きなんですよ。 種類としてはSF・パニック・ホラー・パロディなど多岐に渡るのですが 私の好きなB級映画といえば『マーズ・アタック』『ギャラクシー・クエスト』 『エボリューション』『トレマーズ』『最終絶叫計画』『親指タイタニック』など。 本来の「B級映画の定義」とは違っているんですが、自分の中でのB級映画の定義 というのは、くだらない小ネタが満載であること、恐いはずのモンスターや宇宙人が 妙に笑える動きをすること、極限状態であるはずの登場人物たちがなぜか暢気なこと、 人が死ぬシーンですらどこかコミカルであること、そしてなによりも一番大事なのは 「後味のよい終わり方」であること。 もしも、こういった感じの映画をご存知の方がいらしたら、ぜひ教えてくださいね~! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ビバ!B級映画] カテゴリの最新記事
|