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以前にも書いたように、私の家はショッピングセンターのマクドナルドのすぐ裏側にある。
全力疾走したら、1分で着いてしまうくらい近い。 ただし、直線距離では、である。 今も整地中の家から続く土地とショッピングセンターの駐車場との間は深さ2m弱、幅2.5mほどの谷(と言うには大げさだけど)になっており、 チョロチョロと水が流れていて、そこらじゅうにゴミが落ちている。 ということで、住宅街の一番最後の行き止まりにある我が家からショッピングセンターに行くにはかなり遠回りをしなくてはならない。 直線距離で1分だけど、実際の道のりは5分以上かかる。 でも、実は近道を通る方法がないわけではないのだ。 谷には細い板が立てかけられていて、度胸と運動神経さえあれば、その上を渡ることができる。 一度課長と見に行ったが、その時は怖くて渡らなかった。 だってこんなに細くて急だし・・・ 今日は会社から歩いて帰った。 途中でショッピングセンター内のスーパーマーケットで買い物をする。 ふと、魔が差した。 近道、通っちゃおうか・・・ 駐車場の行き止まりにある谷のところに行ってみる。 谷の向こう側には私の家がすぐ側に見えている。 幅20cmあるかないかくらいの木の板が滑り台のような急な角度で谷にかかっている。 以前は私の家の方から見たから急な下りになっている板の上を通るのが怖かったのだけど、駐車場側から見たら上り。 これならいけそうだ。 勇気を出して一歩を踏み出してみた。 細くて厚さもさほどない板が私の体重を受けて、ギシギシときしむ。 こ、怖い・・・ そろりそろりと平均台を渡るようにして、無事渡り終えることができた。 溢れ出る達成感・・・・!! (馬鹿・・・?) 今日は、日本人留学生の子と約束をしていたので、家で寛ぎながら久々にお化粧などしてみる。 そして時間になったので、家を出発。 先程の成功に味を占めた私。 再び近道を通ることにした。 木の板の上に足を乗せる。 ギシ。 この板、ただ立てかけてあるだけでなんの固定もしていないのだ。 上から見ると相当怖い。 ここで臆病者の私は日和った。 板の上を歩くのをやめ、下に落ちている木のスノコのようなものの上に着地。 そして地面だと思われる所に一歩を踏み出すと。 ヌプ。 え?! と思う間もなく、ズプヌプズプヌプズプ・・・・・ と両方の足が一気に太股まで泥の中に浸かった。 地面だと思ったのは実は地面ではなく、ヘドロが溜まってそう見えていただけだったのだ。 太股まで浸かってなお、足は底に触れない。 ここはどれだけ深いんだ?! ほとんど覚えていないのだけど、焦った私はスノコか板を掴んでなんとか這い出したらしい。 その時は気付かなかったけれど、手に小さなトゲが何本も刺さっていたのだ。 木のささくれに見えるので、どちらかを掴んだことは間違えない・・・ そしてその後、木の板を上って、地上に引き返したらしい。 なぜ分かったのか? 泥の跡が見えますか? 私の足跡です・・・ なんとか九死に一生を得たものの(大げさ?!)、ジーンズは太股まで泥に厚く覆われ、 イタリアで買ったばかりの白い花柄の靴も泥で厚くコーティングされ、ねずみ色になってしまった。 一気に疲れた身体を引きずりながら家に帰る。 家から少し離れたところに車を止めている中年の女性が「驚愕!!」といった顔付きでで私を見つめている。 当然? 家の前に靴を脱ぎ、中に入った。 靴の中まで泥が入っていたので、私が歩いた後には点々と泥が落ちている。 今までカーペットの切れ端が至る所に放置してあったのだが、 (業者が入ったりする時に土足で入られて家の中が汚れるのが嫌だったので) 昨日一念発起して切れ端を全部片付けた。 これが裏目に出ようとは・・・ 人生ってまさに塞翁が馬だわ・・・ こうして、経験でことわざを学んでいく私。 このままじゃ、身体がもちません・・・ バスルームにジーンズと靴下を脱ぎ捨てて、足だけ洗う。 靴下まで履いていたのに、足の指の間にもしっかり泥が入っている。 ジャージに着替えて、バスタブでジーンズと靴を洗う。 泥が出る出る・・・ 30分程洗い続けても、靴に入れた水は泥水になって出てくるのだ。 なんのマジックだ?! 洗っていると右手の薬指がジンジンするのに気付く。 よく見るとざっくりと切れている。 家には絆創膏がないので、課長とOさん宅にもらいにいった。 「底なし沼」に落ちた話をすると2人とも大喜び・・・ 3人で事件現場を見に出掛けて、撮ったのが上の写真。 やっぱり、あれですね、「急がば回れ」。 昔の人はいいことを言ったもんです・・・ どぶに落ちた直後の写真を撮らなかったのだけが、残念・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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