その8 変身する
アオザイを着てメイクをしてもらって写真を撮ってもらえるスタジオへ行きました。
いわゆる変身写真というやつです。
私は以前京都でも舞妓の変身写真を撮ったことのある変身好きです。
やっぱりアオザイは外せません。
日本人の男性の方が経営されているスタジオということで、一通り説明を受けて、
好きなアオザイを3枚選びました。
私も妹も青、白、赤を選びました。
ベトナムでは赤は花嫁さんの色ということで、赤のアオザイはベルベット素材のゴージャスなウェディングバージョンです。
妹と2人鏡の前に並んでメイクを受けます。
メイクしてくれるベトナム人のお姉さん達は日本語がほとんどできないらしく、
アイシャドーの色を指差したり、お姉さんが私の髪を上に持ち上げたり、下に下げたりしながら、
「どっちがいい?」と首を傾げてみせるのに、「こっち」と首を振って応えながら
身振り手振りだけでメイクが進んでいきます。
私は髪を横で高めにまとめて逆毛を立て、後ろに少し後れ毛を残した昔のアイドルみたいな髪型です。
横を見ると、妹は後ろの髪に逆毛を立てて盛り上げたプルート風の髪型・・・
大体こんな後頭部でした。これはBaby Pluto。
化粧は2人ともアイシャドーががっつり入った、アジアン風な濃い目の化粧です。
ヘアセットとメイクが終わってから着替えです。