新幹線で東京方面に向かいます。
でも、ストレートに東京に行くんじゃないんです。
途中下車して、一泊するのです。
その場所は「熱海」!
疲れた身体には温泉が一番ですからね。
選んだ温泉宿は一泊二食付きで1万円しないと言う格安の宿です。
疲れているのでタクシーで向かいます。
熱海の街はすごい坂道です。
2メーターくらいで到着だったでしょうか。
結構近くです。
到着したのはなかなか立派な旅館。
旅館と言うより観光ホテルという感じの趣きですね。
旅館の方々に「いらっしゃいませ」と迎えられるのが面映い、貧乏人の私達。
仲居さんに案内されて部屋へ向かいます。
エレベーターを上がり、ひたすら歩く、歩く、歩く。
この旅館かなり広いです。
結局エレベータから一番遠い部屋でした。
旅館の内装なかなか豪華で、部屋も広い。
絨毯の柄等随所随所に今時なかなか無いバブルの香りを感じます。
火曜サスペンス劇場とかの舞台になってそうな・・・
エレベータの横に設置されている案内板が破れていたり、
畳が色あせていたり、
壊れた自動ドアが放置され、手動ドアになってたり。
「自動ドア」のシールの上にマジックの手書きで「→引く」と書いてあるのが涙を誘います。
なんだか全体の雰囲気がセピア色なんですよね・・・
破れてます↑
バブル華やかなりし時は慰安旅行なんかで賑わっていたという雰囲気が
部屋にあったパンフレットから伝わってきました。
部屋の前に広がるくすんだ色のプールもパンフレットの中では極彩色で、
何だか日本中が浮かれていたあの頃の雰囲気が伝わってきますもの。
施設が大き過ぎて、メンテナンスコストも従業員の手も足りないのでしょう。
失礼ですが、「寂れた」という言葉がぴったりくる、そんな雰囲気の旅館でした。