ふくらはぎのお仕事
新宿で地上から地下のJR等の乗り場に通じる階段を降りようとしていました。まさに一歩を踏み出したその時。左のふくらはぎにかなりの衝撃を感じました。階段から落ちなかったから良かったけれど、かなり痛かったです。子供がふざけてぶつかってきたのなら一発怒鳴ってやるか!とむっとして振り返った人間出来ていない私。すると、そこにいたのは仰向けに倒れている私より少し年上くらいの男性でした。目は白目になって、小刻みに痙攣しています。明らかに尋常じゃない!どうやら突然てんかんかなにかの発作を起こした男性が仰向けに倒れたのが、偶然にも私の立派なふくらはぎだったのです。おかげで、頭も打たず、どうやら無傷のようです。その人の友達が一緒にいて介抱していたので、私は119に電話をしました。一度はその場を去ったのですが、5分後位に戻ると、救急車はまだ来ていなかったものの、警察官に介抱されていて、男の人は意識を取り戻したところでした。いやはや、なんともびっくりな偶然でした。まぁ、でもいろんな意味で幸運でした。私よりかなり体格のいい人だったから、まともに寄りかかられたりしたら私の方が階段から落ちたかもしれないし、私のふくらはぎがクッションにならなかったら、彼は床に頭を打って怪我は免れなかっただろうし。誰も、多分倒れた本人さえも気付いていないんだろうけど、私の立派なふくらはぎはとてもいい仕事をしたのでした。その日一日は、打撲?みたいな感じで、ふくらはぎが一日痛かったです。