テーマ:心のままに独り言(8830)
カテゴリ:ゲボクのつぶやき
とある県で、無逮捕・起訴・収監され、3年弱服役したヒトが、実は無実だった、というとんでもないことが発覚したそうだ。
その事件の真犯人が別の事件で逮捕され、3年前の事件も自供し、そのことによって誤認逮捕がやっと発覚した、とか。 県警の刑事部長が謝罪会見を開いていたが、とんでもない話だ。 何でも、事件発生時刻に近い時間帯に、誤認逮捕されたヒトが自宅の電話を使っていることから、犯行が時間的・距離的に不可能であり、また事件現場に残された靴の足跡と、そのヒトの足のサイズが違い、また家宅捜査でもそのサイズの靴が見つからなかったにもかかわらず。 県警の捜査員は電話は偽装工作、靴は証拠隠滅で捨てた、として起訴したのだ。 検察も裁判官も、その点に何の疑問も抱かなかったのだろうか。そもそも、サイズの違う靴を履いて、犯罪行為に及ぶのは、非常に不自然だと思う。推理小説で完全犯罪もくろんで、ということならありうるかも知れないけれど、現在の日本の科学捜査の手法を用いれば、ムリに違うサイズの靴を履いた足跡なら、体重のかかり方が不自然なのを見破れそうなものだが。 合理的に考えて犯行にムリがあるのでは、と思われるのに、「疑わしきは罰せず」という原則が守られなかったのだろうか。 誤認逮捕・収監されたヒトは自供していた、というが、その自供ももしかしたら捜査員に強要されてのものだった可能性が高い、と判断できなかったのだろうか。 周防正行監督の11年ぶりの新作映画無実のヒトが逮捕され、その無実を証明すべく戦う内容だけれど・・・。 裁判制度って、いったいどうなっているのだろうか・・・? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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