昨日の日記に続いて新型肺炎関連の日記です。
新型肺炎の感染者2800人死者80人になりました。
VIDEO
気になるのが、致死率です。
感染者2800人で死者80人という数字を聞いて、
私の感想はずいぶん死者が多いなというイメージです。
致死率を計算すると2.86%
ほかの感染症と比べてみます。
インフルエンザが致死率0.05%程度と言われていますので
その50倍ぐらいは死に至る病といえそうです。
以前に騒がれたSARSが 14%~15%
鳥インフルエンザ 25%
ペスト 60%(未治療)
コレラ 70%~80%(未治療)
これらの伝染病と比べると低いように見えますが、
まだ、これから亡くなる人は増えるでしょうから
死亡率は上がる可能性があります。
なお、ペストやコレラは治療した場合
ペスト 0%
コレラ 1%~2%
と治療すれば致死率は格段に下がります。
なお、鳥インフルエンザはワクチンも有効な治療法も
ありますがSARSはありません。
感染症による致死率一覧
より
だから、SARSは細菌兵器ではないかとも言われるんですが・・・
さて、先日製薬会社の方とお話したら、
「亡くなっているのは高齢者と持病がある人ですから・・・」
と言われそれほど心配されていないようでした(その方は若いです)
しかし、逆に言えば高齢者や持病のある人は危ないです。
肺炎の年間死亡率は40歳までは10万人あたり1人以下と
低いのですが、
40代 1.6人
50代 6.1人
60代 21.4人
70代 111.3人
80代 593.3人
90以上 2913人
(10万人当たりの数字です)
と加速度的に増えていきます。
90歳以上の人の30人に一人位は、1年のうちに
肺炎で亡くなる計算です。
なお、年間の10万人あたりの肺炎の死亡率は94.1人なので
高齢者にとっては肺炎が致命的になるのです。
日本人の死因第4位!どうして肺炎の死亡率は高いの?高齢者は肺炎に注意!
より引用
今回の新型肺炎で亡くなった方の平均年齢は73歳となっています。
新型肺炎の死者6割に持病、平均年齢73歳…中国当局分析
~~~~~以下引用~~~~~
22日までに死亡した感染者17人(48~89歳)のうち、
全体の6割近くは感染前から心臓や腎臓などの持病が
確認されたと、中国政府の国家衛生健康委員会がホームページに掲載した。
平均年齢は73・3歳で、60歳未満は2人だった。
専門家は「重症化し、亡くなる感染者の多くは持病を抱える高齢者」
と分析している。
同委員会によると、22日までの中国内の感染者は571人で、
うち重症は95人だった。
死者17人のうち、持病を抱えていたのは10人で、
慢性腎不全やパーキンソン病、糖尿病などだった。
このうち最高齢者の一人で、13日に発症した89歳の男性は、
もともと重い心臓病を抱えていた。18日に呼吸困難になり、
翌日死亡した。
最も若い48歳の女性は、糖尿病と脳梗塞 ( こうそく ) の病歴があった。
昨年12月10日、38度の高熱や体の痛み、疲労などが出た。
年末に息切れが出るなどし、病院で肺炎の治療を試みたが、
1月20日に亡くなった。
2020年1月26日 9時22分 読売オンライン
~~~~~以上引用~~~~~
ざっくりした計算ですが、
80代の人は掛かった場合 致死率2割程度
90代の人は掛かった場合 致死率5割を超える
とデータからは推測できます。
自分が感染しないように気を付けるのはもちろんですが
周りに高齢者や持病を持った方がいらっしゃる方は
特にお気を付けください。