一昨日、こんなイベントに参加しました
「第1回YouTubeを活用した新規顧客獲得講座」
VIDEO
主催をされたのは
お寺の窓口
講師をされたのは
滝本仏光堂 ・ 滝本佳之氏です。
概要については以下の通り。
(私の主観も入っています)
1 僧侶はYouTube発信に有利
これはおっしゃる通り。士業や教育者の方も同じですが
一般にはわかりにくい業界なのでやり易さがあります。
講師先生は指摘されていませんでしたが、錯覚資産というものが
僧侶にはあるような気がするので、単純に適当な法話集を
棒読みするだけでも効果的と思われる。
(ただし、今からは厳しいかも)
2 発信することによって抜け出ることができる
僧侶は35万人もいるのにビックリ(@_@)
講師先生の話では約400人に1人が僧侶ですが、
発信することによって、1万人、5万人に
一人の僧侶になれる。
3 社会不安の解消が求められている
これは、昨年から今年にかけてYouTubeを始めた方は
自分の不安があったと思われます(私もそう)
しかし、結果的には社会不安の解消にも
役だっていると思われる。
仏教的に言えば自利利他というところですかね?
4 これまでのアナログからデジタルにシフトする
これは私が以前に紹介した人を集めての不況から
オンラインでの布教という流れを言われています。
ただ、講師先生が言われているほど、現在の僧侶は
アナログの布教のキャリアがない(していないと思われる)ので
デジタルでの布教も簡単ではない様に思われる。
5 ブログとYouTubeの優位性
ここは講師先生もわざわざ力を入れて、
複利の話をされておりました。
最初は何の話か判りませんでしたが
SNSは一つのアドレスしかない。
したがって、新しくコメントを入れても
少しずつしかアクセスが増えない。
しかし、ブログとYouTubeは記事・動画を作る度に
新しいアドレスが作成されるので、それが積み重なっていけば
加速度的にアクセスを増やすことができる。
ということを言われていたと思われる。
これはブログやYouTube、SNSを実際に行っている
人であれば実感できる話ですが、実際に発信していない
人にとっては理解しにくい部分だと思われます。
また、ブログとYouTubeを比べるとYouTubeの方が
その加速度は急激な感じがする。
このブログの人気記事の
「巨人・大鵬・玉子焼き」と「江川・ピーマン・北の湖」
は2008年9月8日からで 23877アクセス
YouTubeの人気動画
「光明真言の意味 五色の光を放つ 意味が解れば唱え方が変わる」
は2020年7月21日からで 21509再生
とわずか1年で13年前の記事に追いついたので
YouTubeは異常に速いことがわかる。
そのブログとYouTubeをSNSと絡めて行うとよいと
言われていました。
6 リサーチを行う
講師先生は、仏壇屋さんとして質問されたことを
動画にされているようです。
つまり、ネタ探しですが、各ユーチューバーさんは
視聴者からの質問をネタにされているようです。
これから始める人には、檀信徒の方からの質問を
答える形になりますね。
7 発信してどうする
さて、では発信していったとしてどうなるか?
講師先生は、
アクセスさえ増えれば、それをお金に
変えていくことは難しくない。
現在のお寺の収入程度は得ることができる
と言われていますが、それは商人の発想です。
商品を売るのであれば、それをお金に変えていく
ことは難しくないでしょう。
しかし、誰でもが必要とするものでなく
流動性が少ないお寺では難しいだろう。
私など、ブログを長く続けていますし
YouTubeも始めました。
多分、インターネットのキャリアなら
僧侶としては全国でもトップクラスのはず?
(自画自賛ですけど)
ただ、それで檀家が増えたわけでもないし、
檀家さんの評価が上がっているわけでもない。
ということで、このブログもそうですが、
YouTubeも個人でしています。
(つまり、お寺に人を集める意図が無い)
そこで、発信をお金に変える方法を講師先生に
お尋ねしてみました。
想定していたけど意外な答えを言われました。
有料のオンラインサロンなどで囲い込みを行う(◎_◎;)
私のYouTubeの登録者数は2600人を超えてきました。
どこまで増えるのかはわかりませんが、数年後には
2~3万人ぐらいに増える可能性もあります。
そうなった場合には、1000人2000人ぐらいのファンは
付いているので、オンラインで有料の供養などを行えば、
それが1000円としても、月100万円~200万円
現在のお寺の収入より大きくなる。
さらにお葬式・法事など依頼されれば、
檀家ゼロでも十分生活できるどころか、
どんどん寺院を充実できそうだ(*^_^*)
という目論見があるのですが・・・
できるんだろうか???
ただ、これは完全にオンライン発信ができる寺院と
出来ない寺院で明暗が分かれる。
できない寺院は、コロナと檀家減少でダブルパンチ
できる寺院は超安泰という具合に二極化する。
当然、業界は地盤沈下が進んでいるので、
生き残れる寺院は1割以下だろうと予測される。
一方で、僧侶の能力が判りやすい時代になるので
私としては歓迎かな?(*^_^*)
当然のことながら、発信するためには僧侶も学ぶ必要が
出てきますので、一般の仏教信者にとっても歓迎される?
ここまでは、講師先生は言われていないので
私の憶測ではありますが、事実としてはそうなる気がする。
ただ、講師先生は寺院と関係が深い仏具屋さんなので
護送船団方式で全員が生き残れる方法でなく
一部の寺院の生き残りの指針を言われるのは
意外でした(*^_^*)
講師先生のお話の後に、いくつかのグループに分かれて
ディスカッションを行う方式は斬新でしたが
その時間が短いのが残念でした。
講師先生のお話を他の方がどうとらえたか
興味があったところです。
この講座は来月も行われるようです。
興味がある方はお問い合わせしてみてはいかがでしょう。