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消しゴムを持った男の子 の続きです。
この病院ははじめて来たので、院内を探検することにしました。 壁は白で床はグレーところどころメタリックなシルバーの手すりがついている。 なんとなく未来的な、宇宙船的なとでもいうのかな? 病室の扉も横開きで自動ドアになっていて、とてもかっこいいつくりになっていました。 でも・・・なんとなく心が病んでいる患者がおおいようで 水色と白のストライプ模様の患者用の服を着た人たちが 失礼だけれど、ゾンビのように歩いてた様子が怖かった。 夜になっても子供の両親は戻ってこない。 男の子は、何を話しかけても首を振って消しゴムを見ているだけ。 なんだろう?何かおかしい・・・・。 看護婦だっているんだから、もう任せて帰ろうと決めた。 おかしいとひとつ思うと、全部がおかしくみえてくる。 この病院は何科なんだ?精神科なのかな? 歩き回っている患者は大丈夫なのか?? だんだん怖くなってきて慌ててエレベーターに乗ろうとしたら 患者が一人乗っていた。 頭に包帯を巻いてる体の大きな男の人だった。 「乗らないのか?」 「の・・・のります。」 とにかく病院からでようと、エレベーターで1階に向かいました。 その男が話しかけてきました。 「にげるつもりなのか?おまえはにげられない。 だってよぉ、俺だって逃げられなかったんだから」 振り返ると、男はぐらぐらと体をねじらせ手に持っていた銀色の袋をみせました。 「これよぉ、なんだかわかる?」 私は怖くて、首をふることしかできませんでした。 「これはよぉ、俺の薬なんだ。この薬を飲むと・・・」 ゴックン。はぁぁぁ・・・・。 男はふらふらと目を閉じたまま動きませんでした。 チーン!1階に到着。 何なのー怖い。早く早く。 扉が開いた瞬間に私は玄関めがけて走りました。 振り返るとエレベーターに乗っていた男が目を大きく開き 「お前は逃げられない。おまえもいずれこうなるんだーーー」 大声で怒鳴りながら追いかけてきました。 玄関の扉も自動扉。しかも3枚。 一枚・・・はぁはぁ。 二枚・・・もう早く開いて・・・ 三枚目・・・・・・・・・・・。 はぁはぁ・・・。どうなったのでしょう。目を覚ましました。 夢か。。怖かったぁ。まだ真っ暗だわ。 しかも夢の内容全部覚えているし、体中が震えてる。 こんな夢を見たってお話です。 最後まで読んでくださった方ありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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