長風呂
昨日、久しぶりに小4末娘と二人きりで長風呂。最近、娘の出るべきところが出てきているので、意識的にちょっと時間をずらしたりしてました。ところが昨日は帰宅した時、家の空気が少し変。聞けば、この末娘と女房がやりあったとのこと。ゆっくり話を聞くために、風呂に誘いました。天真爛漫がトレードマークのこの子も、最近どうも、屈託が出てきたようで少し気になってもいたからです。最初は何を聞いても口を閉じたままでしたが、ポツポツと話してくれて。聞き終わったときは、すっかりのぼせてしまってました。(笑)30分以上は漬かっていたような気がします。子供が反抗的な態度は、子供の必死のサインなんて良く聞きますが、本当にそうだと思います。頭ではみんなわかっているのでしょうけど。幸い?僕は今、自閉症の子と1対1のガチンコ勝負。重い知的障害もありますので、言葉も殆どありません。だから二重の意味で、コミュニケーションは非常に難しい。いきなり暴れだすこともあります。手当たり次第に近くのものを投げ、椅子が飛ぶこともあります。止めれば、噛み付く、叩く、それも止めれば自分の頭を激しく叩く、自分の手に噛み付く。いわゆるパニックです。長い時はそれが1時間くらい続きます。最初は僕もどうしたよいかわからず、とにかく怪我をさせないように必死で押さえ込むしかありませんでした。何か理由はあるのだろうからと、どうしたの?とききますが、答えられるわけも無し。だから伝えられないもどかしさも相まって、ますます暴れる。必死になってなだめ、慰めようとしているのに、殴られ、噛み付かれ、それこそ逆ギレしそうになったことも何度もありました。なんせ、小学生とはいえ、体重は僕とほぼ互角ですし、パワーも大人並み。前の女の先生は肉を食いちぎられたらしいですから。。だんだん慣れてくると、パニックの前兆がわかるようになりました。少し余裕が出来たせいでしょうか、暴れる時に、「こりゃ、相当苦しいんだな。」と、思えるようになりました。抑える時に「やめなさい。」と言う気持ちから、「大丈夫、心配ない。暴れなくても、気持ちはわかるから」というような気持ちに代わってきました。そのせいでしょうか、パニックになりかけてもそのままおさまることもふえて、今では殆どありません。おかげで当初生傷の絶えなかった僕も今はとても平穏な日々を送っています。(笑)考えてみれば、僕もそうですね。たとえば、女房によくない態度をとる時なんて、単に甘えたいだけなのかもしれません。(笑)話が横道にそれましたが、今日は末娘も、すっきりいつも通り。長風呂の効果あり。かな。