長男、初エラー
快調にトラクター作業を続けていた長男が初エラー。田んぼの溝に脱輪させてしまいました。走行不能になって電話をもらった時も、???。どうすりゃ、そんな器用なことができるのか。(笑)広い田んぼの真ん中部分を鋤いていくだけなので、僕が心配していたのは、居眠り運転。畦に乗り上げて転倒なんてことになってはいけないので、それだけは厳しく言っておきました。現場に行って、きれいに片側の前後輪が溝に落ち、傾いているトラクターの姿を見ても、??。長男の説明を聞いてやっと理解できました。つまりこいつは、ぎりぎりまで鋤こうとして溝の直前まで前進、回転しようとしたら、前輪が脱輪。ヤバイと思ってハンドルを戻しつつもなおも前進。で、後輪まで脱輪して動けなくなったということ。なんか偉そうに書いてますが、僕はこの手の失敗は数限りなくやってきています。もっと、マヌケなこともたくさんやってきました。(笑)ただし、そのたびに、頭と身体をフルに使い、殆ど自力で何とかしてきました。お金がなかったこともありますが、そういうピンチ脱出の過程が結構楽しかったということもあります。泥だらけ、汗だらけで、なんとかダッシュツできた時の達成感はなかなかのものです。良い機会なので、息子とそれをやってみることにしました。まずは、トラクターなり、レッカーなりを頼んで引っ張ってもらうのが普通だということを説明。その場合の謝礼なり、代金なりを少しオーバーに伝えておきました。(笑)ただし、父ちゃんは、これまで自力で何とかしてきたし、これからもそうするつもりだ。今日もそうする。次に、こういうときは、早めに勝負を決めるのが鉄則だということ。いいかげんなことをやって、失敗を繰り返すうちにどんどん文字通り深みにはまり、ますます問題が難しくなるということ。それから、結構厄介なのが、野次馬(笑)あっというまに、人が集まり、あれこれ指図がはじまる。なかには本当に親身になって助けようとしてくれる人もいるけど、無責任に指図をしてみたいだけの人もいる。そういう人たちと、にこやかに応対しつつも自分のやり方を通す技術も必要。そんな説明を軽トラの中でしながら、現場にいったら、すでに1名待ち構えていました。(笑)まあ、この日は狙い通りのプランでなんなく脱出。親父の威厳を見せることも出来ました。脱出で崩してしまった溝を掘りなおすことも、息子は嫌がらずに買って出ました。見てると、身体の使い方も僕なんかより遥かにうまい。わしより素質あるかも、なんて思った次第です。