とりあえず完走。
約10.5kmのコースを4周。2周目くらいまではほぼ予定通り、1週1時間ペース。3周目で追い上げようと思いきや、股関節と膝がきしみだし、後半はかなりの痛み。雨も降りっぱなしで、靴もずぶぬれ、服や半パンもぴったり肌にまとわりつき、足の筋肉や関節がどんどん縮こまってくる気配。傘もって出迎えてくれた女房と娘をみて、ここでリタイヤが賢い選択だなあと、思いつつ口に出た言葉は「ゆっくり行くから。」(笑)だから、もう1周いかせてね。という意味です。前回のフルマラソンで、完走はしたものの、その後1週間杖をつく生活で、だから今回は絶対無理はしないと約束させられていたのでした。内心かなり自信もあったので、4時間で帰ってこれんようならさっさとリタイヤすると豪語もしていたのでした。この3周目終了時点ですでに3時間20分。一応女房の前を通り過ぎるまでは走る格好はしたもの、通過後しばらくして激痛でびっこ走り。右膝かばって変な走りかたしたら左足首までおかしくなって、とうとう歩いてしまいました。あとはもう歩くと小走りの繰り返し。2,3周目で抜いていった人たちに次々追い抜かされ、ひょっとして自分の後ろには誰もいないんじゃないかとか、タイムアウトで車に乗せられるんじゃないかという不安と、ますますひどくなる痛みとの戦いでした。幸運だったのは、1周の間に4箇所もエイドステーションがあり、そこに人がいるとまだレースが続行していると知ることができることでした。なんせ、要所要所に立っていてくれた兵隊さんも徐々に減って、とうとう最後は僕はコースを外れて2kmほど余計に走ってしまったくらいです。(笑)だから本当に、もうレースは終わってるじゃないかと何度も思いました。それでも、あまりの遅さに独走態勢。前にも後ろにも人影が見えなくなった終盤、健気に立ち番をしてくれていた兵隊さんから何度も励ましの声をかけてもらいました。キープランニング!! グッドジョブ!! ドントストップジョグ!中には映画でよく見る鬼軍曹のように例の歌を歌い、go,go,go!!!と追いかけてくれた奴もいます。(笑)このときばかりは、びっこを引きながら歩いていた僕もつい駆け出してしまいました。(笑)なんじゃ、走れるじゃんかと我ながら可笑しかったりしたのですが、長続きするはずもなく、また歩いて走っての繰り返し。結局ゴールしたのは5時間半近くたってからでした。いろんなテントは片付けられ始めていましたが、ゴールは残してくれてました。完走証も頂き、一応、完走です。ちなみに僕の後にも何人かゴールされたようで、僕がシャワーを浴び着替えを済まして出てきたころに最後のランナーがゴールしたそうです。あきらめなくて本当によかったと思っています。さてさて、反省点は数知れず。しかし、結局僕の場合、身体の硬さ、特に股関節の硬さが致命的なような気がします。その無理が膝にきて、そのカバーで足首にくる。今のままでは30kmくらいしかもたないということなのでしょう。股関節は昔、事故で傷めています。だから、人並み以上に気をつけて柔軟性を高める必要があるのでしょう。これで方針決定。次回のフルチャレンジまでには練習時間の3割くらいを柔軟体操にあてる。なんせ今は座って脚を開いても80度くらいにしか開きません。(涙)せめて120度くらいには開くようにしたいと思います。それにしても。。。昨日は家族の肩を借りながら倒れこむように家に帰り、それでも夜には美味しいビールを頂きました。実に幸せな男だと思います。