嬉しかったこと。
先週、末娘の推薦入試。小論文のテーマは、あなたにとって憩いを象徴するものは?というものだったとか。末娘は「家」と答えたそうだ。建物の家である。つまり、私の手作りの家だ。これは嬉しかった。なんせ粗末な山小屋だ。恥ずかしいと思われていてもおかしくはないのだから。受験が終わったら映画に連れて行ってくれといわれていたので、その試験の帰り道で二人で映画に行った。「ALWAYSー3丁目の夕日」だ。自分を見ているような場面があった。小説家志望の子供に、「東大に行く頭があるのにどうして不安定な小説家なんかをめざす。俺を見てわからないのか。どんなに惨めな思いをしてきたか。。」東大とはいわないが、小説家を農家に言い換えれば、これはそのまま、私と長女のこの数年来の姿だ。大学に行けと言う私の言葉をまたも無視し、アジア学院で農業ボランテイアをすることに勝手に決めてきた。それはさておき、無事試験には通り、末娘は呉高専に行くことになった。長男長女のペアが愛農高校。次男次女のペアが呉高専。こういうのも珍しいかもしれない。ともあれ、上二人が大地に根をおろし、下二人が時代の先端を走る。そんな日がくるのかもしれない。しっかり見届ける力をつけておかなくちゃなあと思う。