すべては縁か。。
くだらない話で恐縮だけど、少し考えるところがあった。片道60kmの通勤に1200ccのマーチに乗っているのだが、さすがにしんどいと思うことがある。今16万km。このペースだと1年足らずで20万kmを超える。FITは燃費もよいと聞いているし多少排気量も多い。マーチを息子に譲り、ここらで買いかえようかと思った。ところがいざとなると、なかなかいいのがない。といっても僕はオークションで10年落ち、10万km走行程度の中古を20万円以内で買う。今のマーチも15万円ほどで買った。スクラップだというのが普通の人の感覚かもしれないが、故障もなく快適に既に4万km乗っている。外装もとってもきれいだ。おまけに、どうでもいいと思っていたフォグライトは年齢のせいかとてもありがたいし、オートライトも通勤途中6箇所もトンネルがあるのですごく便利だ。プラズマクラスターもついている。とりあえず、この車で静電気で痛い思いをしたことはないし、インフルエンザもかからなかったので、効果があるのかもしれない。買い換えるからには、これより上のものにしたいので、そうなるとなかなかいいものが見つからない。そのうち、疲れは車種変更より、休憩の取り方や、他の方法によるべきではないかと考え始めた。しかし、どちらにしても息子用に車は1台必要になる。で、フォグライトにこだわらなければ出物は結構あったので、私はマーチに乗り続けることにして、補助金を出してやって息子買わせたほうが良いかと思い、そう伝えた。その1週間後くらいにずっとさがしていた私にピッタリの条件の車が出た。値段も格安だ。しかし、一応息子に打診したところ、もうすっかりその気になっている息子は納得しない。まあ、それも仕方ないかと入札を取り下げ、毎日息子用の車を一緒に探した。途中何度か入札をかけ落札できず、今日息子が見つけた車をなんとなく勢いで即決で落としてしまった。これはよく考えれば元の予算をかなりオーバーしている。悪い車ではないし、常識的には格安ではあるのだが。。で、もともとの、「私が必要に迫られ車を買い替え、そのお下がりをもったいないので息子に譲る」というプランとは全く違うものなったわけだ。単に息子に補助金を出してやったというだけのことになってしまった。就職したわけでもない息子に、贅沢をさせすぎたという気がしないでもない。(と、いっても10万km走行、20万円くらいの車であるし、納得の行く車を長く大事に乗るほうが結局経済的でもあるだろう。二転三転、おまけに当初の思いとは全く別の結果になったのだけれど、すべては結果オーライ。そうなることになっていたのだと思えばいいのだという気もする。とりあえず、息子にオークションでの車の買い方と、その後の名義変更などの手続きなどについての知識を伝えるよい機会にはなったわけだ。これから先、多分農業が生活の軸になるであろう長男には有益な経験になるはずだ。(普通に新車を買い、後は車屋さんまかせの暮らしになるのならそれはそれでよいのだけれど。。)甘やかせすぎたかという思いはやはり残るが、農業短大の卒業と成人、そして就労の前祝だと思うことにする。