僕は泣いた。
さっき書いた詩が気になってググった詩集「山芋」大関松三郎。涙が出た。「土だらけで まっくろけ ふしくれだって ひげもくじゃ ぶきようでも ちからのいっぱいこもった手 これは まちがいない百姓の手だ つぁつぁの手 そっくり山芋だ 俺の手も こんなになるのかなあ 」私も、死ぬまでにこんな風になれるのだろうか?ここで出会った中野重治の詩「歌」。もつばら正直のところを 腹の足しになるところを 胸さきを突きあげてくるぎりぎりのところを歌え たたかれることによつて弾ねかえる歌を 恥辱の底から勇気を汲みくる歌を それらの歌々を 咽喉をふくらまして激しい韻律に歌いあげよ それらの歌々を 行く行く人びとの胸郭にたたきこめ多分、僕の生き方も間違ってなかったのだ。。。