腹八分目について。
本当は十分食べたいのだけれど、健康のために八分で我慢するという意味だと思っていたが、最近どうも違うのではないかと思っている。人間には満腹センサーみたいなのがいくつかあって、最も鈍い最期の砦のようなのが、これ以上食べると吐いてしまうというセンサーだ、自分の身体に対する感覚がストレス等の原因で鈍ってしまうと、このセンサーしか働かなくなってしまう。で、適量はだいたいその8割くらいだから、そこで止めておけば間違いは無いということではないかと思うのだ。つまり、まともなセンサーが働いていれば、何の我慢の必要も無いわけで、満足するまで食べたときが適量ということになる。アスリートには、アスリートとしてのセンサーがあり、それは身体がベストのパフォーマンスを出せる量だから、吐いてしまうセンサーの6割か7割くらいで満足の信号を出すのではないかと思う。センサーの壊れた状態で、最後の砦のセンサーだけに頼り、8割で我慢するという作業は、少なくとも私の場合は全然長続きしなかった。だから、我慢ではなく、センサーの修復というか、自分の身体感覚を研ぎ澄まそうという方向に力を向ければ道ベーションも高まるし、楽しい作業になると思うのだ。先日の入院騒ぎの前後は、別の意味でセンサーが鋭敏になったのだと思う。殆ど絶食に近い状態で、それを心地よいと感じた。弱って食欲がないというのとは少し違う感覚だったと思う。何年かぶりで体重が下降傾向になっている。良いチャンスだ。「研ぎ澄ます」をテーマに頑張ってみたい。