近況
先日、双子の孫に弟が産まれた。3人の孫に恵まれたことになる。妻は双子の世話で岡山に行っているから私は約4週間逆単身赴任である。1週間程経過したが、弁当つくりも含め、自炊も洗濯もなんとかこなしている。人見知りの激しかった双子もやっと私を爺さんと認めてくれたようで、LINEのテレビ電話でもじいじ、じいじと呼んでくれる。昨年度は、本当にハードな年だった。5年生19人の担任。連日8時ころまで仕事をしても追いつかない。土曜出勤も当たり前になった。それでも授業の準備は殆どできない。しかしこれは今の小学校勤務ではむしろ普通なんだろうと思う。これまでが恵まれすぎていたのだ。後半は学級崩壊である。過去一番時間と労力をかけて、一番駄目な結果しか出せなかった。これについては、また詳しく書こうと思うが、心の病気にならずに何とか乗り切れたというのが正直な感想だ。でも、つらいけど、必要なことだったのかとも思う。瞑想とか、禅とか、スピリチュアルな世界に興味を持てたし、そのことで少し精神的に成長できたような気がする。「起きることが、起きる」「委ねる」「手放す」、キーワードでいえば、そんなことが少し自分の中に入ってきたのかなと思う。本年度は大好きな古巣の小学校勤務だが、情緒障害の特別支援学級の担任である。1対1で自閉の子の担任をする難しさや辛さは身に染みている。以前の私なら、今頃嘆いたり後悔したり、間違いなくへこんでいたと思う。でも、今はとりあえず静かに受け入れて、何ができるだろうかとか、自分がどう変わればいいのだろうかとか、そんな事をぼんやり考えている。さて、さて、昨年度、仕事は辛かったけど、次男、次女の就職、進学が無事決まり、長男は結婚。年度末には3番目の孫誕生。両親も健在と、言うことなしの幸せな1年であった。但し、身体のダメージはちょっと大きい。ストレスで5㎏近く太り、走る気力を失った。申し込んでいたハーフマラソンを2つもパスしてしまった。完走する自信がないのである。「ハーフくらいなら」と言っていたのがわずか1年前だと信じられない。たった1年でこんなに傷むものかと思った。でも、幸い、病気になったわけでも怪我をしたわけでもない。検診の結果は、「肥満」と言われた以外は血液検査なども、かなり数値は悪くなったけど、ギリギリセーフである。これまで15年以上走り続けた貯金を使い果たしたところなのだろう。今からでも遅くはない。今日から走り始めるつもりである。