覚書
いつか、子供たちが読むかもしれないので、覚書を。還暦直前で少し語ってみる。基本、流れに身を任せれば人生うまくいくようにできている。僕は若い頃からその真逆をやってきた。吉田拓郎は、石ころだらけの道を歩めと歌ったし、テレビの青春物は、体制側につくこと、安定を求めることを否定した。根が馬鹿なので、その辺の影響をもろに受けたのだと思う。人の役に立つような素晴らしい事とか、人と違うこととか、無茶苦茶頑張るとか。そういう特別なことをしないと、自分には価値がないと思っていたのだとも思う。とんでもないミスをしたかもと、40代のころは結構きつかったけれど、50を過ぎたあたりから、流れに身を任せればいいと思うようになって、急に楽になった。もっと早く気づいていればと思わないでもないけれど。だから、しんどいことがあっても、全然心配はいらない。流れに身を任せきれば、必ずうまくいく。一番いけないのは無理をすること。頑張ること。好きなことを夢中でやってるのは、周りが頑張ってると思っても、本人はそんな意識ないでしょ。苦しいけど、なにかの目的のために頑張ることはしなくていいと思う。むしろ、害があると思う。そんなことしてる間に、大切なことが目の前を通り過ぎてしまうよ。将来の損得勘定に惑わされないことだ。怖いけど、流れを信じること。その勇気さえあればいい。まあ、とにかく大丈夫。安心して。