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テーマ:健康のエネルギーバランス(84)
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「痛い」とか「気持ちいい」という
体感覚がはっきりしないという方がおられます。 こういう方たちは だいたい共通して 慢性的に重痛いような不具合を抱えておられます。 ずっと長い間からだが悲鳴をあげていたため 身体が防御策として感度を鈍らせているのかなと思っていました。 でもひょっとしたらそれだけでなく 本当に体感覚として「痛い」「気持ちいい」という 感度が鈍いのかもしれないと思うようになりました。 ふつう施術者は身体の情報を知るために 「痛みとか気持ちよさがありますか?」と聞きます。 するとこのタイプの人からは共通して 「我慢できます」というような独特のコメントが返ってきます。 またはどう表現していいか分からず困惑してしまいます。 「痛い」「気持ちいい」などの感度が鈍いと 例えば凝っている所の緊張が緩んでも 押さえて変化している差が本当にわからないようです。 どちらかといえば何でもかんでも痛気持ち良く感じるようです。 その種の方のコメントいわく 『私の場合 「快感♪」です。 痛みじゃありません。 施術の時の痛みは私にとって「快楽」です。』 …ですから 「強い刺激でないと気持ち良くないので もっと押してもらって良いですよ!」 ということで 「我慢できます」 という類の コメントになるのかもしれません。 軽いタッチで体感覚の変化を質問されても 本当にわからないので返答に困ってしまい 「?」と悩んでしまうんでしょうね。 緊張が緩んでもずっとその感覚がある時って 身体全体がかなり興奮状態だと思います。 人は何か自分の重大な関心に意識が向くと 疲れていても強制的に興奮して対処するんでしたよね。 特別な時だけに起こるこのシステムが 特別だらけだと はかりのゼロ調節が狂うように 疲労感も麻痺して当たり前になってきます。 ところが疲労感という感覚だけでなく 肉体的な感度自体も実際変化するようです。 今までの経験からですが 興奮状態が続き過ぎると 身体に感じる刺激の強さレベルを 「痛い」と感じるのは低く 「気持ちいい」と感じるのは高くして 身体を守ろうとしているように思えます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.05.21 15:53:26
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