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カテゴリ:宝塚
一昨日
宝塚雪組「ベルサイユのばら フェルゼン編」のライブ配信を観ました。 すばらしかったです。 宝塚の王道という感じでした。 美術、衣装も素晴らしく 各場面が迫力に満ちてあきることがありませんでした。 この公演を最後に、退団するトップ、彩風咲奈さん・・・ このフェルゼンという役が、わたしには一番ステキに感じました。 「え、こんなにきれいで色気があったっけ?」と ごめんなさ~い、いままでで一番魅力的でした。 どちらかというと、いつも2番手のあーさ(朝美絢さん)が 気になるわたしでしたが、今回の彩風さんに引きこまれました。 背が高くダンスもステキで、これで退団なんて残念です。 もちろん、あーさのオスカルも、美しく儚く、 アンドレの縣千さんとの熱演には涙が・・・ それでわたしは、どうしても最初から気になることがありました。 最初に彩風フェルゼンが登場した時に男の子の人形を持っていたことです。 調べてみました。 これはステファン人形と言い、史実には関係なく マリーアントワネットが小さい頃から愛した人形ということ・・・ 宝塚の小道具だったのですね。 更に調べてみると興味深い記事がありました。 このステファン人形の由来・・・ なんとあの戸板康二氏のオリジナル・・・なんだそうで。 戸板康二と言えば、 作家であり、舞台評論家であり、随筆家・・・推理作家でもあったとか。 母からは脚本家だと聞き、わたしは中学時代演劇部にいて、 作品を読んでいたので、懐かしく思いました。 戸板康二ノート ↑こちらにかなり詳しくのっていて興味深かったです。 つまり、 戸板さんが1966年の丹阿弥谷津子主演 「マリー・アントワネット」の戯曲を書くにあたり ステファン・ツヴァイク著「王妃マリー・アントワネット」 を参考にしたそうで。それで人形の名前をステファンにしたのだそう。 しかし、この戯曲には人形は登場せず名前だけ・・・ 宝塚「ベルばら」脚本担当の上田伸爾さんが この戸板さんの戯曲を読んで、 小道具で登場させたようです。 当時は著作権侵害とかうるさくなく 戸板氏はむしろ喜んだということです。 最後の場面、マリーアントワネットが 断頭台への階段を登っていくシーンの直前に この人形は現れます。 冒頭でフェルゼンがステファン人形を手にしていた 理由がわかりました。 わたしは一時期人形に、はまったこともあるせいか やけに気になりましたがすっきりしました。 多分、残念ですが生の公演は見られないと思いますので 東京公演千秋楽をまた、家でライブ配信で 観ることになるでしょう。 彩風咲奈さん、大好きになりました。 性格も穏やかで後輩思いな気がします。 エピソードでも感じますね。 最後のご挨拶で、 これから東京公演があるので、まだまだ進化したいと おっしゃってましたから 期待大ですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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