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テーマ:今日の出来事(292816)
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これまでの日記にも書いてきた「ウミガメ騒動」。
どうしても結末が見とどけたくて、雨の日曜日の夕暮れ、 例の浜を再び訪れました。 私のウミガメ騒動をふりかえります。 私の場合は8/31の昼間に、産卵箇所の看板と かわいらしい赤ちゃんウミガメの足跡を見つけたことに始まり… 夜の浜にかけつけ、同志?の方々と1匹の赤ちゃんの門出を見守りました。 9/1、孵化がすべて終わったことを前提とした水族館員による掘り起こし調査も 見学しましたが、孵化後まだ脱出していないカメの出現で、中断&延期。 9/4夕方。産卵してからの日数、孵化の開始からの日数、台風接近確実、 という様々な条件により、この日が「掘りおこし調査」の限界とみた 水族館により、雨の中掘り起こし調査が開始されました。 深さ40cm近く掘り起こして、やっと、卵が出現しはじめました。 * 孵化した卵の殻 & 孵化したものの脱出できなかった子ガメの死骸 * 残念ながら孵化できずに死んでしまった卵 先日、赤ちゃんウミガメの誕生&旅立ちに神秘を感じながら 大喜びしたところですが、 生まれる命あれば、こうして死んでしまった命もある、 というのも、悲しいかな現実として受け止めなければなりません。 調査が終了し、専門化の方が孵化できなかった卵をサンプルに、 カメの発生の段階を説明してくれました。 産卵2日後から発生は始まり、一旦始まると発生の方向が決まっている ため、決して動かしてはいけないそう。 つまり産卵した孵化前の卵を動かすなんてもってのほか!です。 水族館員の方は、産卵があった頃、 「興味本位の心無い人達にやられてしまうのでは・・・ と半分諦めながら見守ることにしたのに、 予想以上に皆さんが温かく見守ってくださった。」 とおっしゃっていました。 孵化しなった卵、脱出できなかった赤ちゃんウミガメの亡骸は 海へ旅だっていったきょうだいのカメ達の残した卵の殻と共に、 元の場所に埋められ、産卵以来ずっと見守ってきた人達によって、 花が手向けられました。 なぜか急に夏が終わったような風景に感じられ、関門海峡の夕焼けも やけに切なく美しく感じられました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年09月05日 23時28分11秒
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