4週間を振り返る
10月2日より就業して3週間が経過した。少しだけ振り返っておこうと思う。初めての業界での仕事。わからないことばかり、というか知っていることはほとんどない状態からの就業。当日、少し早めに出社するつもりで家を出たがかなり早くついてしまったので、大神神社にてご挨拶をしてからの出社とした。職場からはかなり近く、本当ありがたい。そうちょのう参拝を済ませ、出社。始めた顔を合わせた営業マン、ひとり。聞けば同じ年。ただ、彼は10月25日に退職が決まっている状態。つまり彼の仕事を引き継ぐこと、これが当面の課題。とはいえ、この道30年の彼の仕事を引き継ぐのは容易ではないが、さすがにこの人の代わりにいきなりなるとは誰も思っていないだろう。初日は、社内を案内され、大まかな仕事の流れなどを教えられる、と思っていたがさにあらず。早速営業マンと二人で外回り開始。とにかく得意先に挨拶をすませる、というのが先のようだ。まぁ、それはそれで気が楽というか、どうしたって最初は名刺配るだけに終始してしまうわけで。桜井市の三輪に居を構える会社だが、得意先は県内のほぼ全域、ということだった。印刷会社の仕事というのはなんとなく想像はしていたが、取り扱う大半が伝票だったり封筒だったり、と事務の消耗品が多くを占めているのには結構驚いた。ただ、取引先へのあいさつ回りをしながら思ったのは、この先、営業マン一人でかなりのエリアを走り回る、ということはかなりの時間ひとりで過ごすことになるんだ、ということ。現にこの営業マン(T氏)は、一日の大半を外で過ごしている。まぁT氏のスタイルの営業が会社として求められているからそうなっているのかはまだちょっと掴み切れていないところもあるが、それにしてもまあまぁそれに近い活動になるだろうと、想像している。毎日100キロほどの道を走っていた。さすがに最初の三日間はかなり疲れた。最初の週末はありがたいことに3連休だったのもありがたかった。T氏とは同い年ということもあり、経歴は全く異なるが結構楽しく話をしながら毎日を過ごしていた。彼のもつ業界知識の片鱗を少しでも盗めたらという思いもあったし、彼がお客さんとどう関係を持ってきたかも垣間見た。仕事の内容も想像しながら聞き耳を立て、何を聞き取っているかを頭に詰め込んできたつもり。来るまでずっと一緒に走っていたので社内の体制や人間関係の事なども彼のフィルターを通してだがある程度理解できた。短い時間ながらも感じていたことはそれほど大きく外れていない、そんな印象。前の職場もかなりクセがあったがここも独特の癖がある。この先どうなるかわからないけれどもう後がないからここで踏ん張るしかないんだけどね。そのうちに、動いている案件の一つずつを説明を受けながらという状態が増えてきた。が、まだ基礎が頭に定着していないのでこの案件の数にはちょっと戸惑っている。いきなり感が強い。25日にT氏が最終勤務を終え、そのよく時から二日間、一人での営業が始まった。まだ、営業とも呼べない御用聞き状態だが、確認しながらなんとか無事に二日間。このところ、これほど頭を使うことがなかったことも手伝って頭が疲れるということを体感している。そんな四週間だった