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May 17, 2005
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カテゴリ:雑草
 遣り残している仕事が4件。 その中の1つを終わらせるために、今日は一日を掛けて日本海側に行ってきた。

 そこは鶴岡市から海岸に出て新潟方面に国道7号線を南下した小さな集落である。
 切り立った山と海岸の境にへばりつくように民家が並び、国道が走る。
 行きは右手側に、帰りは左手側に深青の海原が広がる。
 天気がすこぶる良く、遠くに粟島も見ることができたし、帰りには正面に残雪を見せている鳥海山が海の上にくっきりと浮かんでいた。


 アクセルを踏むほどに、右足は痛風で痛みが徐々に増し続けているが、その風景がわたしの気持ちを軽くさせてくれている感じがした。

帰り路の道すがら、道路右側、つまりは民家が多いサイド(山側)の野原に内陸ではちょっと見慣れない色の花を見つけた。
 朝日山系の東西ではけっこう植生は変わるし、海岸部にはそこ独自に進化した植物も多い。 例えば、ハマヒルガオやハマエンドウ、コマチヨイグサなどがそうなのだが。
 
 そのトルコ桔梗を思わせるような色合いの草花が群生しているところに、便利良く広い路側帯があった。
 私はアクセルからブレーキへと痛む足を移し、ハンドルを右に切った。

 車を止めて近づいてみるとダイコンの花であった。
 なんとも色鮮やかに群生している。 ドライバーには良い清涼剤になるであろう。

 このハマダイコン。
 普通のダイコンが野生化したものらしく、野原ではリッパな根菜にはならないものの、良く肥えた畑に移し変えると、ちゃんと白いみずみずしいダイコンになるらしい。
 野生のダイコンは内陸にはない。
 次、日本海側に来るときには、花を拝めることができる時期であるかどうかはわからないと思い、デジカメのシャッターを押した。


海岸の野原に群生するハマダイコン






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Last updated  May 18, 2005 11:23:01 AM
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