カテゴリ:仕事
今日は県北の検察庁へ行って来た。 確定している事件の記録を閲覧するためにである。
写真謄写が済んだあと、記録係の40前後の男性が声を掛けてきた。 「徒然さんは『○○山形』の経営者だったのですか?」 その返事にいささか難渋した。 と言うのも、予定では5月いっぱいで相棒に会社を全部委譲するつもりであったのに、まだ形上は経営者と言うことになっている。 「はい、そうです。また宜しくお願いします。」と取りあえずは当たり障りのない返事をしたが、その言葉を発した途端、何かしら寂しさを感じてしまった。 少しずつではあるが、事務所の個人的な持ち物を家に持ち帰っている。 ビデオカメラ・辞書・カセットテープ・マグカップ・・・・ 事務所が留守になると、これまでは私のケイタイに転送されたが、もう相棒のケイタイにつながる。 取引先から仕事の依頼があると、何はともあれ、優先1番で仕事を貰いに行っていたが、今は相棒に電話をして、営業に行ってもらうようにしている。 この仕事を始めて15年、独立して12年。 妻や養父の要望と私の判断で、会社経営から退くことにしたのだが、その判断を今更、取りやめようとは思わないのだが、やはり寂しさがある。 もう、『社長さん』と呼ばれることはない。 営業と本来の仕事と、スタッフの管理、仕事の進み具合のチェックをする必要はない。 仕事をしてもらったメンバーへの報酬をなんとかするために、駆けずり回る必要もなくなる。 良いこともあったし、苦労したこともあった。 この事務所もたぶんあと半月ほどで来なくて済むようになる。 15年間、何千回と通った事務所。。。。カウントダウンである。 と、感傷的になっている暇はない。 この前仙台に面接に行った会社から、あさって東京の本社まで面接に来てもらいたいという連絡が入った。 新幹線の往復の切符も買って来たし、Yシャツも新しいのを買った。 前向きに考え方をしないとね。 ガンバルぞ!!!
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