カテゴリ:生活
たぶん・・・・カワミドリ・・・自信なし 今朝、8時少し前に「墓参りに行って来る。」と言って家を出た。 女房は、キョトンとした顔をしていた。 前々から、今度の仕事が始まる前に墓参りに行こうと思っていたのだが、女房やじいさんには一言も言っていなかった。 あんまり言う気にはならなかった。 婿に入ってからは、毎年 ほとんど欠けることがなく、ここ(山形)の墓参りには家族全員で行っていたのであるが、ワシ方の墓参りは、母方の祖母が亡くなった8年前からは一度として行っていない。 ワシとは血縁関係にない人に手を合わせてばかりで、ワシの先祖には線香もあげていないことを、別に熱心な仏教徒ではないのではあるが、気に掛けていた。 「さぁ!みんなでお父さんのじいちゃんばあちゃんの墓参りに行くぞ!」と言える環境であれば、家族して年に1回くらいは行けるのであるが、そういうことを言える夫婦関係ではないのである。 したがって、今日 ワシが一人でワシの父方の墓、母方の墓のお参りをしてきた。 ワシの両親は今は仙台市の近郊に住んではいるが、もともとは宮城県北部の海岸、気仙沼市と石巻市のほぼ真ん中付近の漁村の出である。 ワシも18まではそこで暮らしていた。 山形からはだいたい片道180kmくらいであろうか・・・・ ランドセルを背負って通学した曲がりくねった道の上には、中央線の入ったバイパスができて、田んぼと葦が茂っていた沼地は土が積まれて民家が何軒も建っていた。 当時(30年前)の様子からはずいぶんと違っていた。 しかし、海岸沿いの道路から眺める海の色と風景は、やはりワシの故郷の姿がそのままで残っててくれていた。 菩提寺の駐車場に車を停めて、小高い山の中腹まで登る。 本当に久しぶりなのでおおよその墓の位置は分かるものの、ワシの先祖が眠る陣地を探し当てるのに2~3回間違っては、墓標に記載された現世の名を確認して線香をあげ、手を合わせてきた。 今度、行けるのは何年後になるのだろう・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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