あらためて問われる自己責任論
今この時間にも戦場ジャーナリストと呼ばれる人たちが危険地帯で取材をしているわけですが、世界中の人が欲している情報なのでしょうか。彼らは行動を起こさなければ何も変わらないという信念なのでしょうが。ただそれを知ったところで「ふーん」で終わってしまう人がほとんどかもしれません。自分の生活で精一杯ですから。一般人にしてみたら、わざわざ危険なところに行くな、身代金は払うな、自国だけでなく他国にも迷惑をかけた、相手の取引カードを増やしてしまっただけじゃないかってところでしょうか。これに関してよく言われるのが生活保護の問題。これは戦後すぐに始まり、当初は審査も厳しいものでした。憲法の観点から生活保護法も改正され、今ではギャンブルで破産した人も受給資格はあるわけですが。まさか自分がこうなるとは思わなかったというのが世の常?で、それは納得できるものです。わざわざ危険なパチンコ屋に自分の意思で行ったのだから自己責任では?と言われればそうかもしれません。結局のところ、リスク管理は当たり前にした上で、もし不幸にも失敗してしまったら最低限の保障はされる。それは運よく?不幸に見舞われなかった人たちからってところでしょうか。