18日の日経平均 17370.93(+109.58)・東1部売買高 23.01 (億株)
マーケット概況―――――――――――――――――――――――――――――――――――・日経平均 17370.93(+109.58)・東1部売買高 23.01 (億株)・同先物 17380 (+110) ・同売買代金 28,268 (億円)・TOPIX 1715.17 (+8.41) ・同時価総額 549 (兆円)・東証2部 4215.28 (+16.27) ・値上がり 990 ・日経JQ 2181.46 (+15.18) ・値下がり 560 ====================================================================== 18日の東京市場は続伸。追加利上げの見送りを背景に、日経平均は100円超上昇した。 日経平均は大発会に付けた直近の戻り高値(17379.46円)を更新し、昨年4月21日以来、約9ヶ月ぶりに17400円台を回復した。金融政策決定会で利上げ見送りが伝わると、若干弱含む場面もみられたが、引けにかけて上げ幅を拡大した。 13時過ぎに日銀金融政策決定会合の結果が公表された。金融政策の現状維持が賛成多数(賛成6、反対3)となり、事前の予想通り追加利上げは見送られた。通常は満場一致の決着となるが、今回のように採決が割れたのは昨年3月の量的緩和解除以来とのことで、事前の混乱ぶりを物語る結果だったといえよう。新興市場動向 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――JASDAQ平均 2,181.46 +15.18 値上がり 値下がり 変わらず 値付き率J-STOCK INDEX 1,922.08 +50.28 521社 183社 99社 89.3%マザーズ指数 1,177.77 +45.76 148社 28社 8社 99.4%ヘラクレス指数 1,911.77 +49.91 116社 28社 6社 97.5%====================================================================== 18日の新興市場では、日経ジャスダック平均は5日続伸、マザーズ指数とヘラクレス指数は3日続伸となった。日経平均株価が小安く寄り付いたのを尻目に、新興市場では足下の強い地合いを引き継ぐ格好で買い優勢のスタート。その後も主力銘柄を中心に商いを伴いながら上昇を続けており、小型株優位といえる相場となった。 ジャスダック市場では、TBSが自社株のTOBを検討との報道を好感して楽天がストップ高。インデックスやテレウェイヴ、オプト、JCOMといったJストック銘柄も大幅高となった。軟調なところでは、UBSが格下げしたゲンダイAGやフィールズ、アルゼといったパチンコ関連や、アストマックス、日本マイクロ、サハダイヤなど。 マザーズ市場では、ACCESSやサイバーA、CCI、Vテクなど従来の主力組が値を飛ばし、GCAやネットエイジ、イントランス、日本M&Aなどが下落した。 ヘラクレス市場では、ダヴィンチやASSET、ゼンテック、ターボリナクス、大証などが買われ、T&CやeBASE、燦キャピタル、フリーワークなどが売られた。NYDOW 12577.15 -5.44NASDAQ 2479.42 -18.36CME 17225 -45(大証比)NY円 120.58 -0.04売り3220万株、買い3390万株と、170万株の買い越し市場では、「利上げ見送りで、取りあえずストレスが解消し、次は円安効果を楽しむ番。企業業績見通しの上方修正期待が強まり、昨年4月高値抜けの確度が高まった」(米系証券)、「特に新興市場が強く、ムードは好転。これが大きな相場の入り口につながるかどうかが見もの」(中堅証券・値上がり率上位10傑 |コード|銘柄 |現値|前日比| 前比率| 1| 4651|サニックス | 225| 35| 18.42| 2| 6766|宮越商事 |2420| 320| 15.24| 3| 3593|ホギメディカル |5340| 480| 9.88| 4| 8571|NISグループ | 69| 6| 9.52| 5| 4723|グッドウィル |107000| 8800| 8.96| 6| 9787|イオンディラ |3240| 265| 8.91| 7| 9717|ジャステック |1095| 89| 8.85| 8| 5721|エスサイエンス | 26| 2| 8.33| 9| 4331|T&Gニーズ |93100| 6800| 7.88|10| 8101|GSIクレオス | 192| 14| 7.87|・値下がり率上位10傑 |コード|銘柄 |現値|前日比| 前比率| 1| 4031|片倉チッカリン | 344| -26| -7.03| 2| 9751|TIS |2595| -155| -5.64| 3| 9037|ハマキョウレ |3750| -210| -5.3| 4| 8977|阪急リート投 |1000000|-50000| -4.76| 5| 8114|デサント | 585| -29| -4.72| 6| 6764|三洋電機 | 189| -7| -3.57| 7| 5917|サクラダ | 57| -2| -3.39| 8| 8175|ベスト電器 | 739| -25| -3.27| 9| 8248|ニッセン | 842| -28| -3.22|10| 4404|ミヨシ油脂 | 242| -8| -3.2|○田辺薬(前場終値1,703円+75円)5日続伸。三菱ケミカルHD(前場終値801円+29円)子会社の三菱ウェルファーマと、今秋にも合併すると報じられる。9時過ぎに発表したコメントでは、「協議・検討を進めているが具体的なことは現時点では決定していない」と。○イオンディライト(前場終値3,200円+225円)大幅続伸。期末配当を20円から30円に増配すると発表。昨年9月にイオンテクノサービスと合併したことで、業績が急拡大したため。日興シティが新規「1H」、目標株価4,500円としたことも支援材料に。○ホギメディ(前場終値5,290円+430円)大幅反発。3Q業績を発表。連結経常利益は前年同期比4%減となったが、通期見通し62億1,000万円(前期比4%減)に対する進捗率は80%と順調で、上ぶれ期待も。○サニックス(前場終値221円+31円)出直り歩調強める。日証金と大証金が同社株に関する貸借取引の申し込み停止措置を、18日約定分から解除すると発表。○ゲンダイAG(前場終値227,000円-30,000円)大幅続落。UBSが「バイ2」から「ニュートラル」に、目標株価を56万円から27万円に引き下げ。風営法規制改正後の収入減で、設備投資意欲が旺盛だった大手チェーンでも店舗閉鎖などが見られ、こうした外部環境の悪化を考慮と。○常盤薬(前場終値515円-10円)反落。11月中間期と通期見通しを下方修正。通期連結最終利益を3億8,400万円の黒字から10億7,100万円の赤字へ減額。連結子会社で固定資産の減損処理を行い、15億500万円の損失を特別損失として計上するため。○TRNコーポ(前場終値245,000円+17,000円)続伸。2,000株、5億円を上限とする自己株取得を発表。発行済み株式数の2.69%に相当する。また、3Q累計業績も発表しており、連結経常利益は前年同期比85%増と好調だった。○JAL(前場終値251円+2円)続伸。引き続き再編に関する期待感や原油安に伴う利益率改善期待から買われている模様。取り組み面での妙味を指摘する声も聞かれた。○楽天(前場終値62,100円+4,500円)一時S高。一部でTBSが楽天の保有する株式について、TOBによる買い取りを検討と報じられたことを材料視。もし現在の水準で買い取った場合、楽天には300億円を超える売却益が発生するとも。○大和システム(前場終値2,950円+65円)続伸。今3月期の業績見通しを従来予想の連結経常利益32億円から44億9,000万円(前期比43%増)に増額。不動産信託受益件を売却したことなどが要因。○岡部(前場終値503円+16円)反発。一部報道で現在集計中の前12月期連結営業利益について、従来予想を1億円上回る41億円程度になった模様だと報じられたことを受けて。○ミヨシ油脂(前場終値244円-6円)軟調。日証金が18日約定分より、制度信用取引の新規売りおよび買いの現引きに伴う申し込み措置を解除すると発表。 昨日の日経平均株価は反発。朝方は下値模索になり、1月11日安値16758円~16日高値17287円までの上昇に対する半値押し17022円まで達し、この上昇に対する値幅調整の動きとなった。しかし、昨日の安値は17002円と、心理的な節目の17000円水準で下げ止まると、その後は急速に上昇して一昨日の高値17287円を突破した。昨日の高値17335円を上回ると、昨日の安値を底値とする上昇トレンドが形成される。その場合の上値の節目は17300円台後半。ここには、昨年5月の高値17375円(8日)や1月4日の高値17379円があり、強い抵抗ラインである。それだけに、この水準を突破できれば、昨年の高値17563円(4月7日)を上抜くことも期待できる。一方、下値は17100円台後半がサポート・ライン。昨日の朝方~後場寄りの間を除けば、1月15日以降はこれを超える水準での取引が続いている。なお、過去2日は17100円台後半~17200円台後半での保ち合いが続き、昨日はそこから下方向・上方向と試す動きが見られた。しかし、終値は17261円と再びレンジの中に戻っている。終値でみると、15日17209円、16日17202円と17200円台に集まっていることから、終値がここからどちらの方向に動くのかが、次のトレンドを読むためのヒントになりそうだ。強気材料・再編の流れ、三菱ウェル・田辺合併、TBS、自社株TOB検討・新興市場堅調、主力株方向感定まらず中小型へシフト・日経平均、押し目買い意欲強く昨年4月高値への意識高まる・金融政策決定会合終了後の悪材料出尽くし感・06年の工作機械受注額、過去最高を更新・NY円相場は横ばい、1ドル120円60-70銭・米地区連銀経済報告「ほとんどの地区で緩やかな経済成長を示した」・米アップルが時間外で上昇、予想上回る決算・メリル機関投資家調査、日本株に強気姿勢・米住宅株堅調、大手レナーが強気見通し・NY金相場は反発・三菱商、韓国鉄鋼最大手ポスコへの出資を拡大・ハイテク株堅調、再編期待・株式投信への2006年の資金流入額、19年ぶりに過去最高を更新弱気材料・米国株下落、生産者物価指数やインテル決算嫌気・シカゴ225先物、大証比45円安・利上げ見送り論浮上、政策決定会合での結果見極めで積極的に動けず・NY債券は反落、10年債利回り0.03%高い・NY原油先物相場は反発・ロンドン株式、FTSE百種は続落・フランクフルト株式、DAXは小幅続落・企業の決算訂正急増・12月の消費者態度指数、4ヶ月ぶり低下・日経平均、17300円レベルでの戻り売り圧力、物色柱なく留意事項・11月の第3次産業活動指数・12月の製造業部門別投入・産出物価指数・対外・対内証券売買契約・12月の首都圏・近畿圏マンション発売戸数・11月の景気動向指数改定値・12月の全国と東京地区百貨店売上高・1月の日銀金融経済月報・福井日銀総裁会見・日銀政策委・金融政策決定会合の結果発表・経済財政諮問会議・12月の米消費者物価指数(CPI)・12月の米住宅着工件数・12月の米景気先行指標総合指数・1月のフィラデルフィア連銀景気指数・北米半導体製造装置メーカーのBBレシオ・米新規失業保険申請件数・米エネルギー省の石油在庫統計・欧州中央銀行(ECB)月報・国際エネルギー機関(IEA)石油月報・FRB議長、米上院予算委で証言・クリーブランド連銀総裁講演・海外決算---IBM、コンチネンタル航空、メリルリンチ、ザイリンクスなど