29日の日経平均 13,478.86 △390.95
<日経平均>13,478.86 △390.95 <東証一部>出来高 21億4,717万株値上がり銘柄数 1,508値下がり銘柄数 181<為替>106.62 △0.16 日経平均先物 13450.00(+400.00)TOPIX 1328.73(+35.70)ジャスダック指数 61.36(+0.56)マザーズ指数 656.49(+6.92)ヘラクレス指数 1004.94(+17.10) 好調な企業業績なども好感、日経平均大幅反発 昼の市場外取引の金額は少なく、売り買いもほぼ均衡と伝わり、特に材料視はされませんでしたが、昼休み時間中に為替がやや円高に振れたことや、前場での上値の重さが嫌気され、後場は売り先行の始まりとなりました。しかしながら、寄り付きの売り一巡後は先物主導で一気に買戻しが進み、前場の高値を上回る場面もあるなど総じて堅調な展開となりました。 さすがに心理的な節目とされる日経平均の13,500円を上回る場面では戻り売りなどに押され上げ幅を縮小しましたが、引け間際にはまとまった買戻しなどもあり日経平均は13,400円台後半で取引を終えました。 主力株はほぼ全面高となりました。決算がふるわなかった精密株の一角に軟調な銘柄が見られたものの、商社株や海運株、非鉄株などの新興国関連銘柄が大きく上昇、不動産株や銀行株なども下落の反動から反発しており、自動車株や値がさハイテク株など輸出関連株も米国株高を受けて総じて堅調となりました。小型株も出遅れ銘柄中心に物色され、昨日下落の少なかった日経ジャスダック平均は小幅高にとどまりましたが、東証2部株指数は堅調、東証マザーズ指数も大幅高となりました。 米FOMC(公開市場委員会)での利下げが期待され米国市場が堅調だったことで、日本市場も大幅反発となりました。昨日の売られ過ぎの反動に加え、個別企業の決算発表にも好調なものが多かったことも買戻しを急がせる要因となったようです。しかしながら、国内外の先行きの景況感はまだ不透明であり、利下げ期待の盛り上がりも米国企業の決算や経済指標の善し悪しに左右されることから、本格的なセンチメントの好転はまだ難しそうです。引き続き、米国市場の動向に右往左往する展開が続きそうです。≪NY株式相場は新築住宅販売は悪化も利下げ期待で大幅反発≫□ダウ平均 :12383.89(△176.72)□ナスダック : 2349.91(△ 23.71)□日経225先物:13320 (△270:大証比)□為 替 : 106.85-95□金価格 : 927.10(△16.40)□WTI原油先物: 90.99(△ 0.28)□売り :1980万株□買い :2390万株□売越し: 410万株市場では、「現物、先物とも買い戻しにすぎない。特に先物市場では日計り組が主体であり、上値を追うには外部環境の好転が必須だろう。目先注目は今晩から始まるFOMC(米連邦公開市場委員会)だが、0.5%の追加利下げは市場コンセンサス通りであり、影響は限定的。利下げ幅0.75%は考えづらい一方で、仮に0.25%利下げならばマーケットにネガティブで再度下値を試す展開となりそうだ」(準大手証券【値上がり率上位】No.コード 銘柄名 終値 前日比 前日比率1 5721 Sサイエン 12 2 20.00%2 6453 シルバー精 31 5 19.23%3 7873 アーク 330 45 15.79%4 1518 三井松島 246 31 14.42%5 6866 日置電機 1979 248 14.33%6 6793 山水電気 8 1 14.29%7 8904 サン名古屋 119 14 13.33%8 9719 住商情報 1745 205 13.31%9 8201 さが美 129 14 12.17%0 2327 NSSOL 3140 340 12.14%※サン名古屋は単位千円。【値下がり率上位】No.コード 銘柄名 終値 前日比 前日比率1 6759 トーキン 230 -80 -25.81%2 6997 日本ケミコ 471 -66 -12.29%3 4723 グドウィル 6580 -840 -11.32%4 2056 日配飼 112 -14 -11.11%5 4310 Dインキュ 97200 -11800 -10.83%6 7741 HOYA 2815 -305 -9.78%7 4724 シチエ 797 -84 -9.53%8 6955 FDK 125 -12 -8.76%9 5998 アドバネク 129 -12 -8.51%0 2051 農産工 236 -21 -8.17% 5214 電気硝子 1507 +54 しっかり。前日に第3四半期決算、並びに、公募増資の実施を発表している。第3四 半期累計の営業利益は前年同期比0.4%増益の682億円、通期予想は800億円から970 億円に上方修正している。通期上ブレ期待はあったが、修正幅は想定以上との見方 のようだ。公募増資実施に伴う需給懸念の高まり、4%超の希薄化は起きるが、設備 投資加速化期待といったポジティブな反応も示す。 6954 ファナック 9110 +610 大幅高。昨日の第3四半期決算発表を受けて、買い安心感が強まる展開と観測され る。10-12月期営業利益は前年同期比15%増益、営業利益率も過去最高水準にまで高 まっている。サプライズは大きくないものの、比較的警戒感も高まっていただけ に、好決算がストレートに評価される状況へ。 9101 日本郵船 825 +62 後場は買い気配スタート。前引け後に第3四半期の決算を発表、累計経常利益は1497 億円で前年同期比86%増益、通期予想は1800億円から2000億円に上方修正。先の新 聞報道では1400億円程度の観測が伝わっており、想定を上ぶれる格好に。また、バ ルチック指数の下落が続く中、通期上方修正にはインパクトも強まる格好へ。 7202 いすゞ 433 +38 強い動きが目立つ。GSでは投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、コンビク ションリストに新規採用している。足元のセクター内パフォーマンス比較からも株 価は売られすぎ、第3四半期営業利益の伸び悩みなどは市場に織り込まれており、在 庫問題の収束確認後は今後の持続的な増益確度に注目が集まるとみている。目標株 価は520円としているようだ。 9719 住商情報 1745 +205 大幅高。昨日発表した第3四半期の決算内容が評価材料。累計営業利益は前年同期比 25.8%増益の53.2億円、通期予想は従来の93.5億円から99億円に上方修正へ。販管 費の支出が想定を下回ることも一因の模様。なお、250万株を上限とした自社株買い の実施も発表、需給面からの評価材料にもつながる。・米市場、追加利下げ観測――29日からFOMC、幅0.25―0.5%予想・欧州各国、消費刺激へ 各種政策で家計を支援、先行き懸念に対応・ビクターと船井電、薄型テレビの相互供給で提携 資本提携も視野 ・暫定税率つなぎ法案、月内衆院通過めざす きょうにも与党提出・金融庁、株大量保有虚偽報告で刑事告発を検討 川崎市の会社・中国やインドなど新興国株式で運用する投信、年初から20%下落・訪日外国人、円安効果で急増 昨年13%増、最高の834万人・三菱重工社長に大宮氏 大型案件にメド、佃社長は会長に・京セラ、中国の携帯端末市場から撤退 日本勢、最大市場で姿消す・自動車各社、新興国で販売攻勢 トヨタ、インドに研修所など ・興和、大衆薬を小売業に直販 4月から卸介さず、販促策提案し拡販・ヤマト運輸、メール便で通販支援 「宅急便」より大幅に低料金・北陸電、燃料費調整値上げを見送り・田淵電、三菱電系と提携――電子部品を開発・ダイワボ情、エフィッシモが筆頭株主に――32.76%取得・川重、営業益28%増・4―12月、プラントの採算改善・農産工と日配飼の今期、穀物高で一転営業減益に・エチレンの国内生産、8年ぶり最高更新・07年・トヨタの世界販売、936万6418台で確定・07年・日鉄商の4―12月、経常益19%増・塩野義、経常益39%増・4―12月、高脂血症治療薬がけん引・モスフード、営業益41%減・4―12月、販促費が収益圧迫・新日鉄、経常益1%減・4―12月、減価償却費増など響く・文化シヤタ、純利益44%減・4―12月、重量シャッターが不振・住生活G、純利益22%減・4-12月、住宅着工減響く・ケーズHD、経常益30%増・4―12月、薄型TVなどけん引・キヤノンMJ、前期純利益7%増――3期連続で過去最高・アーティストハウス、経常赤字20億円に拡大・今期・フジフーズの4-12月、経常益4%増・スタンレー、純利益20%増・4―12月、高機能照明機器伸びる・HOYAの今期、純利益4%減の800億円に――HDD向け悪化・東映アニメの4―12月、経常益11%減・ダスキンとサカイ引越センターが提携・新居の掃除をセット・TISの4―12月、営業益4億9000万円・キヤノン電、純利益4%増――前期、6期連続で過去最高・東京製綱、3月出荷分から鋼索製品の製品価格を値上げ・菊池プレスの4―12月、経常益40%増・住商情報、今期経常益15%増――製造業向けシステム好調・小森コーポ、経常益3%増・4―12月、印刷機の海外販売好調・JSR、純利益10%増・4―12月、半導体材料など伸びる・クレハ、炭素繊維事業を拡大・日配飼が業績の下方修正を発表、経常利益は54%減の8億円に・楽天証券の4―12月期単独、最終赤字に転落――システム入れ替えで・ファナックの4―12月期、連結営業益17%増――CNCシステム好調・芝浦メカ、今08年3月期を再度下方修正、09年3月期も減額へ・東洋、4―12月期連結最終益35億円――前年同期は19億円・大阪チタの第3四半期の営業益は36.9%増、通期予想は据え置き・日電硝、今期連結純利益24%増へ――新株などで最大300億円調達・日電硝、今期末5円配・年9円配――従来予想は年8円・丸八証券、4-12月期単独経常赤字6.69億円 前年は3.43億円赤字・NECエレの4―12月期、営業益48億円――合理化効果で