11日の日経平均 14110.79(-277.32)・東1部売買高 24.71 (億株)
マーケット概況―――――――――――――――――――――――――――――――――――・日経平均 14110.79(-277.32)・東1部売買高 24.71 (億株)・同先物 14170 (-230) ・同売買代金 30,474 (億円)・TOPIX 1377.58 (-23.78) ・同時価総額 444 (兆円)・東証2部 3110.67 (-49.47) ・値上がり 216 ・日経JQ 1661.57 (-14.82) ・値下がり 1452====================================================================== 11日前場の東京市場は大幅続落。日経平均は後場一段安となり、2005年11月中旬以来の安値で引けた。米国株高を受けて、朝方は買い先行。日経平均は60円弱上昇する場面も見られた。ただ、買い一巡後は戻り待ちの売りで下げに転じ、後場は米メリルの追加損失報道、日経リンク債によるノックインの思惑などを背景に、先物主導で下げ幅を拡大した。 来週は米国市場の動向に左右される展開となりそうだ。サブプライム問題の影響が実体経済に及び始めるなか、米10-12月期決算が今週からスタートし、来週はインテル、IBMなど主力ハイテク株に加え、シティ、メリルなど大手金融機関も決算発表を予定。サブプライム問題の主役であるシティ、メリルの決算を無事通過するか否かが、カギを握りそうだ。 直近の株価急落で日本株の割安感を示唆する指標は多いだけに、米国市場が堅調に推移すれば見直の余地もあるが、投資家心理が完全に冷え込んでいるだけに戻りは鈍そう。逆に、日経平均が2006年6月につけたザラ場安値14045円、心理的な節目である14000円を割り込むと、さらに下げが加速する可能性が強く警戒したい。新興市場動向 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 謄落幅 出来高 値上り 値下り 変わらずJASDAQ平均 1661.57 -14.82 4076万株 125社 468社 102社 マザーズ指数 703.39 -42.90 365万株 19社 164社 11社 ヘラクレス指数 1073.77 -54.57 187万株 19社 140社 5社====================================================================== 11日の新興市場は、日経ジャスダック平均が反落、マザーズ指数とヘラクレス指数は続落。主力銘柄の業績悪化が手掛かりとなり、売り優勢で推移した。特に、ヘラクレス市場は売買代金上位のASSETやUSENの低迷が他の銘柄にも波及したようで、値上がりはわずか19銘柄にとどまった。 ジャスダック市場では、楽天や利益確定売りが出たJ・TEC、テレウェイヴ、ウェブマネー、ユビキタス、インデックスなど軒並み大幅下落。Eトレードや業績好調なインテリ、アイビーダイワ、セプテーニなどが上昇した。 マザーズ市場では、ngiやサイバーA、ミクシィ、ソネットエンタ、フルスピード、アルデプロ、ACCESSなど主力銘柄は概ね安い。スタートトウディやアクロディア、エンジニアの育成を本格化する日本風力開発などには買いが散見された。 ヘラクレス市場では、業績・配当を下方修正したASSETがストップ安。同業のダヴィンチにも連想売りが広がり、同じくストップ安に。ゼンテックやシナジーM、マネースクウェア、日本通信なども大きく値を下げた。買いが入ったのは、大証やスタイライフ、免疫生物などの一角のみ。≪NY株式相場はFRB議長発言やカントリーワイド買収観測受け続伸≫□ダウ平均 :12853.09(△117.78)□ナスダック : 2488.52(△ 13.97)□日経225先物:14505 (△105:大証比)□為 替 : 109.30-40□金価格 : 893.60(△11.90)□WTI原油先物: 93.71(▼ 1.96)□売り :3660万株□買い :2630万株□売越し:1030万株市場では、「追加利下げが実施されたとしても米景気の減速圧力を止めるのは難しい。国内景気も弱めであり、基本的な相場の流れは変わらない。まだ大底を打ったとは思わないが、目先的には下げ過ぎの感があり、来週は戻りに入る可能性がある」(準大手証券値上がり率上位10社No.コード 社名 現値 前比率 1 5912 日本橋梁 267 20.81% 2 7709 クボテック 55000 10.00% 3 1907 東北ミサワ 326 9.76% 4 7649 スギ薬局 3280 7.54% 5 2871 ニチレイ 477 7.43% 6 2794 クリエイトSD 2790 5.48% 7 2462 ジェイコム 237000 5.33% 8 7885 タカノ 1128 4.16% 9 4508 田辺三菱薬 1248 3.91%10 6796 クラリオン 274 3.79%値下がり率上位10社No.コード 社名 現値 前比率 1 8888 クリード 174000 -18.69% 2 8902 パシマネジ 98100 -16.86% 3 4321 ケネディクス 148000 -16.85% 4 8993 アトリウム 1697 -14.38% 5 6313 共立 192 -12.73% 6 8868 アーバン 1180 -12.20% 7 8924 リサP 191000 -11.98% 8 8921 シーズクリエ 15530 -11.26% 9 8882 ゼファー 67900 -11.24%10 8910 サンシティ 24200 -11.03%4508 田辺三菱製薬 1248 +47 4日続伸。薬害肝炎救済法の成立が本日の買い材料につながっているようだ。前日に 参院厚労委員会で可決された法案が、本日午前の参院本会議で可決、成立してい る。問題の長期化が避けられることになりプラス材料視される形へ。GSでは想定 範囲内の費用で解決できる見込みともしている。 7649 スギ薬局 3280 +230 逆行高。前日に発表した12月の月次動向が買い材料につながっている。単体の既存 店売上高は前年同月比で8.6%増、グループ全体では同5.3%増になっている。会社 側の下期前提を上回る推移が続く格好のようだ。年末商戦となる12月も高い伸びと なったことで業績上ぶれ期待強まる展開に。 7709 クボテック 55000 +5000 ストップ高。東京エレクの10-12月期受注動向発表以降、とりわけ、受注上ブレの背 景となった液晶製造装置関連銘柄に対する関心が高まる方向に。同社も液晶パネル 検査装置が主力であり、物色資金が集まる展開となっている。値動きの軽さから値 幅取り妙味は高まりやすく、短期資金が中心との観測。 8155 三益半導体 1891 +49 買い先行。前日に発表した中間期業績予想の上方修正を好材料視する。営業利益は 35億円の従来予想から44.8億円にまで増額修正へ。第1四半期の決算内容から業績上 ぶれ観測は強かったと見られるが、直近の株価下落なども背景となって、あらため て好業績評価の動きにつながる。 7013 IHI 218 +3 買い先行。JFEと年内にも造船事業を統合する方向で交渉に入ったと報じられて いる。規模の拡大による競争力の向上、造船分野における先行きの事業環境悪化リ スク後退などがプラス材料視される格好へ。なお、JFEに関しても、収益サイク ルの安定化につながるといったポジティブな見方から買い優勢へ。・NY金、過去最高値を3営業日連続で更新・シティ、追加増資検討 外国政府系などから100億ドル・欧州中銀、2兆円超 追加供給へ FRBとも協調・欧州中銀、金利4%に据え置き 英中銀も据え置き・インド、タタが「28万円車」 世界最安、9月にも・税制改正、実質増税4200億円 国と地方で政府試算・新型万能細胞研究に33億円、国の支援策出そろう・給油活動、来月中旬にも再開へ 新法案きょう成立・ISO認証、審査厳格に 顧客満足など、実効性を重視・日本の個人マネー取り込み、外資系運用大手が攻勢・日産、クライスラーに小型車 「ティーダ」年内にも・スズキの「ワゴンR」が4年連続首位 昨年の新車販売・デジタル一眼レフ、ニコンが初の首位 昨年の販売シェア・08年ビール系販売、異例の縮小計画 キリンも初の減少・日水、中央魚類と卸売統合 水産資源高、ホウスイに集約・松下、新興5ヵ国売上高5000億円超に 08年度・日軽金、アルミナ値上げ――10―20%、水産化アルミニウムも・ヴィアHD、「北の家族」取得交渉の協議入り決定・富山化学、抗菌薬「パシル」を肺炎や敗血症に適応拡大・月島機械、コメからバイオエタノール製造するプラント受注・JFEとIHI、造船統合へ・国内首位、シェア2割に・日立造、ユニバーサル造船の持ち株の大半売却へ・テルモ、営業益11%増・4―12月、医療機器が伸びる・セブン&アイ、6期ぶり減益へ・三益半導体、単独税引き益52%増・ダイエー、3―11月期営業益76%減――OMCカード不振・OMC、最終赤字262億円・3―11月・アデランス、今期純利益90%減――業績予想を下方修正・12月の携帯契約純増数、ソフトバンクが8カ月連続首位・ASSET、今期純利益42%減――物件売却持ち越し響く・トヨタの07年世界販売、6%増の937万台・新興国など海外好調・ノエル、今期経常益63%減・マンション販売振るわず・エスプールの前期、経常益29%減・子会社の費用かさむ・創通の9―11月、経常益51%増・ガンダム関連好調・ビックカメラの9―11月、経常益9%増・大型新店が寄与・USEN、9―11月期連結最終赤字55億円――前年は12億円の黒字・ファストリの9―11月期、連結営業益12%増・「ヒートテック」など好調・ファストリ、ビューカンパニーにTOB・完全子会社化視野に・Jフロント、08年2月期の連結営業利益下方修正・衣料品不振で