29日の日経平均 13072.87(+304.62)・東1部売買高 17.79 (億株)
マーケット概況―――――――――――――――――――――――――――――――――――・日経平均 13072.87(+304.62)・東1部売買高 17.79 (億株)・同先物 13060 (+290) ・同売買代金 20,299 (億円)・TOPIX 1254.71 (+35.18) ・同時価総額 401 (兆円)・東証2部 2564.06 (+14.77) ・値上がり 1522・日経JQ 1371 (+3.27) ・値下がり 140====================================================================== 29日の東京市場は大幅続伸。日経平均は約2週間ぶりに13000円台を回復した。外部環境の好転を背景に、東京市場は全面高となった。日経平均は大幅高で寄り付いた後、若干伸び悩む場面もみられたが、月末恒例のドレッシング買い観測などから再び上げ幅を拡大。日経平均はほぼ高値引けとなり、13000円の大台を回復した。 来週は薄商いのなか、方向感の乏しい展開が予想される。東証1部の売買代金は2兆円割れの日々が続き、週半ばには2005年8月以来の低水準に落ち込んだ。週末は商いが膨らんだが、ドレッシング買いで嵩上げされた側面もあり、市場エネルギーが回復したとみるのは早計だろう。 来週は1日の米国市場が「レーバーデー」により休場で、市場参加者の減少が予想され、週末には米雇用統計が控えており、買い手控えムードが強まりそうだ。世界的に景気減速・後退局面を迎え、ショートカバー以外の買い手は不在とみられ、上値は重そうだ。日経平均は心理的な節目の13000円を挟んでの攻防が予想される。 来週のイベントでは、国内は4-6月期の法人企業統計に注目。1-3月期の同統計では、売上高が前年同期比1.5%、減経常利益が17.5%減と、ITバブルが収束した直後の2002年4-6月期以来、約6年ぶりの減収減益となった。既に出揃った1Q(4-6月期)決算をみると、業績を悪化させた銘柄が多いだけに、今回の法人企業統計でも2四半期期連続で2桁減益となるのが濃厚とみられる。なお、今回から金融・保険業も加わるが、サブプライムローン問題の影響で厳しい経営環境下にあるだけに、さらに数値を悪化させる可能性もある。また、設備投資動向も注目されるが、5四半期連続での減少となれば、先行き不透明感が強まりそうだ。 新興市場動向 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 謄落幅 出来高 値上り 値下り 変わらず日経ジャスダック平均 1371.00 +3.27 14404万株 289社 192社 109社マザーズ指数 464.79 +8.57 1255万株 103社 75社 5社 ヘラクレス指数 750.98 +17.71 255万株 87社 57社 18社====================================================================== 29日の新興市場は、日経ジャスダック平均は4日ぶりに反発。マザーズ指数とヘラクレス指数も反発。米国株高や外国証券の買い越し観測を手掛かりに、全体相場が買い優勢で推移。前日安かった新興市場にも買戻しが入った。マザーズ指数やヘラクレス指数などは終始堅調な動きを見せたが、週末を控えて積極的な商いは見られず。マザーズ市場の売買代金は200億円割れと低調だった。 ジャスダック市場では、楽天やセブン銀、前日大幅安だった新日本建物、JCOM、フィールズ、Human、J・TECなどが上昇。フェローテックやプロデュース、マクドナルド、明豊エンター、成学社、小切手の不渡りを出したトランスデジなどが下落した。 マザーズ市場では、サイバーAやミクシィ、ngi、増額・増配修正のNPC、ACCESS、SMS、フルスピードなど主力銘柄は概ね高い。増額修正ながら反応薄のPワークス、アクロディアやリプラス、エリアリンク、MCJ、アクセルマークなどは軟調だった。 ヘラクレス市場では、ダヴィンチや大証、アールテック、マネパ、日本通信、ぐるなび、ガンホー、エン・ジャパンなど売買代金上位10銘柄は揃って買われた。半面、USENやハドソン、アパマン、ASSET、ゼンテック、ガーラなどはさえない。≪NY株式相場はダウが3日続伸、GDP上方修正・原油安で金融など高い≫□ダウ平均 :11715.18(△212.67)□ナスダック : 2411.64(△ 29.18)□日経225先物:13005 (△235:大証比)□為 替 : 109.40-50□金価格 : 837.20(△3.20)□WTI原油先物: 115.59(▼2.56)□売り :1920万株□買い :2620万株□買越し: 700万株上海や香港などアジア株が堅調に推移したほか、月末ドレッシング買い期待も根強く、堅調に推移。午後2時に発表された7月新設住宅着工が前年比19.0%増と13カ月ぶりの増加に転じたほか、業績予想、配当予想を増額し、一時ストップ高となった任天堂 などが買い安心感を誘い、ジリ高基調を強めた。市場からは「景気減速懸念は根強く、強気にはなれないながら、9月序盤は配当取りなどを絡め戻りが期待できるのではないか。日経平均株価1万3600円程度までの上昇はあると見ている」(新光証券・値上がり率上位10社No 銘柄 現在値 前日比率 1 1879 新日本建設 83 16.90% 2 4996 クミアイ化学 322 15.83% 3 9650 テクモ 806 14.16% 4 7958 天馬 1,656 11.67% 5 7968 田崎真珠 185 11.45% 6 3105 日清紡績 1,213 10.47% 7 4989 イハラケミカル 300 9.89% 8 8439 センチュリーリース 1,132 9.48% 9 6340 渋谷工業 850 8.70%10 4321 ケネディクス 62,600 8.68%値下がり率上位10社No 銘柄 現在値 前日比率 1 8868 アーバンコーポ 2 -33.33% 2 8875 東栄住宅 185 -18.86% 3 8860 フジ住宅 220 -14.73% 4 4901 富士フイルムHD 3,030 -12.43% 5 8910 サンシティ 2,780 -12.30% 6 6453 シルバー精工 20 -9.09% 7 1827 ナカノフドー建設 181 -9.05% 8 8878 日本綜合地所 239 -7.72% 9 5917 サクラダ 12 -7.69%10 5807 東京特殊電線 137 -6.16%売られ過ぎの修正もあり鉄鋼株、機械株、海運株などの新興国関連銘柄が堅調三菱UFJ (8306) 839円 △29 円 :100株単位 28日の米国市場で、金融保証会社(モノライン)大手が同業他社の保証する債務を再保証すると発表、金融不安が薄れた流れを引き継いで、堅調となりました。 富士フイルム (4901) 3,030円 ▼430 円 :100株単位 競争激化でデジタルカメラの価格が下落、現像機などの販売も落ち込むとして、従来増益を予想していた09年3月期業績見通しを下方修正し、大幅安となりました。 シチズンHD (7762) 759円 △59 円 :100株単位 自社株買いの再開など資本効率の改善に向けた動きが今後加速する可能性が高いとして、外資系証券がレーティングを引き上げたことから、大幅高となりました。 日清紡 (3105) 1,213円 △115 円 燃料電池用部品の新工場設立を発表、今後成長が見込める新エネルギー関連事業を拡大し不採算となっている繊維事業を縮小することから、収益改善を期待した買いが集まり、大幅高となりました。 テクモ (9650) 806円 △100 円 :100株単位 スクウェア・エニックス(9684)がTOB(株式公開買い付け)を提案したと発表、買い付け予定株数には上限を設けないとしたことから、スクウェア・エニックス側が提示した買取価格に鞘寄せする形でストップ高となりました。 あおぞら (8304) 214円 ▼5 円 貸付先企業の業績が振るわず不良債権処理が予想を上回ったとして、国内紙が08年9月中間期に連結最終赤字に転落するもようと伝えたことから、他の銀行株が堅調となるなか、軟調となりました。 ・グルジア問題「ロシアの役割支持」 上海協力機構、首脳会議声明・米3.3%成長に上方修正 4―6月の改定値、外需が押し上げ・環境技術、日・EU初の政府間協議 CO2削減、まず太陽光発電・総合経済対策きょう決定 事業規模は10兆円に、政府・与党・高齢者の配当、来年度から非課税 金融庁が改正要望提示・来年度予算の概算要求、重点枠獲得へ省庁躍起 経費削減度に差・民主党代表選、小沢氏が出馬表明 離党・渡辺秀氏ら新党結成・あおぞら銀の9月中間、最終赤字転落へ 不良債権処理が急増・仏大手銀アグリコル、4―6月期94%減益 投資銀部門が不調・米ニューズなど、BS参入計画 2011年のチャンネル拡大受け・トヨタ、1000万台先送り 09年世界販売970万台に修正・ソニー、年末商戦へ液晶TV8機種 9.9ミリの「最薄」も・ソニーのストリンガーCEO、テレビでロシア・東欧に注力・三井金属、マレーシアに新工場 電子材料、150億円投じ増産・三菱電機、手のひらサイズのX線発生装置 精密検査、一般病院で・松下、ニッケル水素電池の使用回数1200回に 三洋に対抗・コーセーとマンダム、売れ筋日用品の自社生産を拡大 内製化・安川電機、上海交通大と提携 生活支援・介護ロボを開発・宇部マテリアルズ、樹脂添加剤の生産能力2倍 年2300トン・日本ハム、加工品の品目最大3割減 原材料高加速で・三井物、NZ酪農会社に追加出資――対中輸出拡大で協力・東特線、08年4―9月期の連結最終黒字2億2000万円 従来予想より黒字幅縮小・マツダ、中国で小型車5000台減産 マツダ2の販売伸び悩み・東洋紡、燃料電池材料を増産――09年メドに生産能力5倍・パーク24、07年11月―08年7月の連結純利益29%減・プリマ、残存優先株を買い入れ消却へ 年内に17億円投入・井上工、第三者割当と新株予約権発行で株数最大1.8倍に・日清紡、工場増設など太陽電池製造設備事業を拡大・富士フイルム、今期連結営業益23%減に下方修正 原料高響く・学研・明光ネット、業務資本提携で合意 株式を相互保有