19日の日経平均 11920.86(+431.56)・東1部売買高 26.33 (億株)
マーケット概況―――――――――――――――――――――――――――――――――――・日経平均 11920.86(+431.56)・東1部売買高 26.33 (億株)・同先物 11880 (+470) ・同売買代金 27,670 (億円)・TOPIX 1149.12 (+51.44) ・同時価総額 367 (兆円)・東証2部 2444.42 (+27.33) ・値上がり 1186 ・日経JQ 1302.2 (+12.76) ・値下がり 479====================================================================== 19日の東京市場は大幅反発。日経平均は後場一段高となり高値引けとなった。米国株高を手掛かりに、ほぼ全面高となった。日経平均は大幅高で寄り付いた後も堅調に推移。やや伸び悩む場面もあったが、引けにかけて上げ幅を拡大し、高値引けとなった。 来週は波乱含みとなりそうだ。米金融不安が沈静化へ向かえば、戻りを試す展開が期待できよう。日経平均の価格帯別売買高をみると、11000~13000円の商いが少ない。当面は、心理的な節目の12000円、「幻のSQ」となった6月限SQ値(12295.55円)あたりが意識されるが、これらをあっさり抜けると騰勢を強める可能性がある。 とはいえ、週末の急反発は米政府によるRTC(整理信託公社、不良債権買い取り機構)の設立検討など、金融健全化策に対して過度な期待を抱いている面も否めない。これまでと同様に「根本的な解決には至らない」など、ネガティブな見方が広まれば、その反動も大きそうだ。日経平均は週初からの急落過程でリンク債のノックイン価格に次々と抵触し、週初の16日(11569円)に続き、18日には4本のノックイン価格(11480円、11469円、11407円、11390円)を割り込んだ。米金融不安が沈静化に向かうどころか、さらに高まる形となれば、11000円の大台割れ及び次のノックイン価格(10957円、10881円)への抵触も意識されよう。新興市場動向 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――謄落幅 出来高 値上り 値下り 変わらず日経ジャスダック平均 1302.20 +12.76 3938万株 82社 178社 88社マザーズ指数 447.79 +7.53 567万株 90社 80社 14社ヘラクレス指数 688.26 +4.68 214万株 84社 57社 23社====================================================================== 19日の新興市場は、日経ジャスダック平均が4日ぶりに反発。マザーズ指数は続伸、ヘラクレス指数は反発と新興3指数は揃って上昇した。米国株高を受けて全体相場が買い優勢で推移。新興3市場も朝方から高く始まったが、東証1部の主力大型株が軒並み大幅高となるなど、大型株優勢の地合いから短期資金が新興市場まで回ってこなかったようで、後場は上げ幅を縮小。売買代金も前日とほぼ変わらずと盛り上がりに欠ける相場となった。 ジャスダック市場では、楽天やフェローテック、竹内製、Human、マイクロニクス、アルゼ、フィールズ、ワークスAP、インテリなどが上昇。セブン銀やJCOM、インデックス、プロデュース、マクドナルド、上場2日目のFXプライムなどが下落。大日本印刷のTOBが不成立となったインテリWはストップ安まで売り込まれた。 マザーズ市場では、売買代金のサイバーAがストップ高。ngiやミクシィも大幅高となり、指数をけん引。ACCESSやCCI、フルスピード、ザッパラス、NPCなども買われた。一方、フリービットやSMS、増額修正も織り込み済みとなったトライステージ、USJ、ニッシン債権、日本風力開発、ネットイヤー、アプリックスなどは売られた。 ヘラクレス市場では、大証やマネパ、エン・ジャパン、日本通信、ぐるなび、ASSET、デジアーツなどが高く、ダヴィンチやBBネット、ガンホー、ハドソン、サニーサイド、アパマンなどが安い。―――――――――――――――――――――――――――――――――――≪NY株式相場は急反発・政府の不良債権買い取り案期待で≫□ダウ平均 :11019.69(△410.03)□ナスダック : 2199.10(△100.25)□日経225先物:11760 (△350:大証比)□為 替 : 105.40-50□金価格 : 897.00(△46.50)□WTI原油先物: 97.88(△ 0.72)□売り :3830万株□買い :2980万株□売越し: 850万株市場からは、「前日までは明らかに売られ過ぎ。持ち高を落とし過ぎたファンドにとっては、新規に買わないリスクこそないが、買い戻さなければならないリスクがあった。来週も、米国の金融市場の落ち着きを見ながらという条件付きだが、買い戻す動きが続くと見ている」(岩井証券値上がり率上位10社 No 銘柄 現在値 前日比率 1 6793 山水電気 8 33.33% 2 8308 りそなHD 134,300 17.50% 3 6269 三井海洋開発 2,690 17.47% 4 5721 エス・サイエンス 7 16.67% 5 6213 オ-エム製作所 488 15.64% 6 8710 シティグループ 1,801 15.60% 7 8591 オリックス 13,730 15.57% 8 5232 住友大阪セメント 183 15.09% 9 6379 新興プランテック 771 14.90% 10 1970 日立プラント 348 14.85%値下がり率上位10社 No 銘柄 現在値 前日比率 1 6715 ナカヨ通信機 197 -19.26% 2 8571 NISグループ 112 -16.42% 3 7756 日本電産コパル 1,287 -12.63% 4 6858 小野測器 500 -11.66% 5 1872 アゼル 32 -11.11% 6 5943 ノーリツ 985 -11.02% 7 6217 津田駒工業 195 -10.96% 8 9609 ベンチャーリンク 34 -10.53% 9 7734 理研計器 571 -10.08% 10 2309 シミック 23,570 -9.52%海運市況の反転を受けて海運株が堅調、資源高や売られ過ぎの反動から商社株も大幅高ナカヨ通 (6715) 197円 ▼47 円 今期連結最終利益がこれまで黒字予想であったものが赤字に転落しそうだとの見通しを示したことから、大幅続落となりました。 日立プラ (1970) 348円 △45 円 前期一株当たり6円の配当を実施していた中間期の配当を今期は見送ると発表されたことを嫌気して、売り先行となりましたが、地合いの良さから買い戻しも入り最後は一転して大幅高となりました。 三井物 (8031) 1,551円 △193 円 売られ過ぎの反動や米金融不安が薄れたことから好業績銘柄を見直す動きで買い直されて大幅高。 エプソン (6724) 2,585円 ▼10 円 :100株単位 収益源の欧州での景況感の悪化から業績下ブレ懸念があるとして、外資系証券会社が投資判断を「中立」から「売り推奨」に引き下げたことから、総じて堅調な相場のなかで軟調となりました。 商船三井 (9104) 1,091円 △100 円 好業績ながらも売られ過ぎた銘柄の代表であることに加え、バルチック指数(海運指数)が3日続伸となったことから買い直されてストップ高となりました。 みずほ (8411) 447,000円 △50,000 円 :1株単位 米国金融不安が薄れたことに加え、自社株の消却が伝えられたことで一段高、大幅上昇となりました。 ・NY金、大幅続伸――「安全資産買い」続き5%高・日米欧の6中銀協調、ドルを緊急供給 米危機対応で19兆円・FRBが11兆円の資金供給 欧州中銀は3兆8000億円・リーマン日本法人の事業部門買収 英バークレイズが浮上・AIG・リーマン組み入れた投資信託、解約停止の動き・英ロイズ、住宅融資最大手HBOS買収 欧州も再編の荒波・ロシア、株買い支え2兆円 公的資金活用、市場安定化策発表・ミタル、年内に最大15%の減産検討 鋼材価格の下落に対応・08年基準地価、下落率拡大 3大都市圏は伸び率鈍化・「麻生総裁」選出確実に 自民、地方票も7割超す勢い・農水次官を更迭へ 首相、「事故米」の対応を問題視・住友商がバイオ燃料参入、ブラジルで合弁――双日も生産15倍、対日輸出視野・石油連盟会長見通し、「原油90―110ドルで推移」 ・明治乳業・製菓統合、健康食品売上高2倍に 両社長表明・工作機械受注、欧州向け24%減 8月確報値、需要減退鮮明・エア・アジア、日本就航へ 大手より50―60%安く・オンワード、ペット衣料に参入 最大手の買収を発表・8月の百貨店売上高、6ヵ月連続減 大都市圏が落ち込む・京セラ、タッチパネル液晶に参入――産業機器向け・東芝、ブルーレイ対応機を当面販売せず――液晶TV「レグザ」を刷新・日立プラ、4―9月期配当見送り――財務体質強化を優先・三井鉱山の4―9月期末、有利子負債1%増に――原料高で運転資金膨らむ・コスモ石油、製油所で化学原料増産 ガスの回収強化・伊藤忠、イタリアで太陽電池発電 現地企業と資本・業務提携・スリープロとモジュレ、経営統合に向けた協議を開始・武井工業所、ジャスダック上場廃止へ 株価低迷で基準割れ・石綿など無害化する処理会社 大林組がタケエイと設立・CCC、博報堂にIMJ株を11億4000万円で売却・エディオンが事業再編 子会社エイデンが石丸電気など吸収合併・日産自、金融子会社の吸収合併を延期 システム統合の遅れで・イオン、イオン銀行による200億円の第三者割当増資引き受け・ナカヨ通の今期、最終赤字に 中小事業所向け電話機が不振・ライフコーポ、今期営業益105億円に上方修正 食品価格上昇や客数増《新規上場》 3628 データホライゾン 公開価格1650円