11日の日経平均 14,425.07円
9月11日大引け14,425.07円前日比+1.71円出来高概算34億4,316万株ドル円相場1ドル=100.43円長期国債先物価格=143.56円 JGB10Y=0.740%(+0.010%)、JGB5Y=0.265%(+0.010%)、JGB20Y=1.660%(+0.010%)(15:00現在)本日の日経平均は小幅高で3営業日続伸。シリアへの軍事介入懸念の後退や円安基調で一時14,500円台半ばまで上昇したが、直近の大幅高の反動で、大引けにかけて利益確定売りの動きが優勢となった。東証1部の売買代金は3営業日連続で2兆円を上回った。欧米株高や円安基調を好感して、朝方の日経平均は買い優勢で取引を開始した。その後、オバマ米大統領の演説を受けて、シリアへの軍事介入懸念が和らいだことを背景に、前引けにかけては確りとした動きとなった。後場寄りで、先物にまとまった買いが入ったことから、日経平均は14,500円台半ばまで上昇したが、直近の大幅高に対する高値警戒感から上値を追う動きは限定的で、その後は利益確定売りから徐々に上げ幅を縮小した。大引けにかけても下値を切り下げる展開となり、結局ほぼ安値引けとなる1円高の14,425円で本日の取引を終えた。物色面では、円安進行を好感して、いすゞや日野自などの自動車関連株が堅調に推移したほか、中国経済の回復基調を背景に、日立建やコマツなどの建機株が買われた。また、カジノ法案成立の機運が高まったことから、セガサミーHDや金銭機などのカジノ関連銘柄の上昇が目立ち、オリンピック東京開催による観光客増を見込んで、京都ホテルや帝国ホテルなどの宿泊施設株も大幅高となった。個別では、新型iPhone販売による業績拡大期待と、外資系証券の投資判断引き上げを受けて、ソフトバンクが2.2%高となった。半面、新型iPhoneの発表による材料出尽くしで、村田製や太陽誘電などの米アップル社に関連する電子部品セクターが総じて軟調に推移したほか、中東情勢の落ち着きを受けて原油価格が下落していることから、石油資源や国際帝石などの鉱業セクターが冴えなかった。個別では、ユーロ円建て新株予約権付社債(CB)を500億円発行すると発表した川崎船が、将来の1株利益の希薄化懸念から5.2%安で取引を終えた。値上がり銘柄数は758、値下がり銘柄数は883◎ダウ工業株15191.06(+127.94)△0.85%◎ナスダック_3729.02(+_22.83)△0.62%◎NY原油先物_107.39(─_2.13)◎NY金先物1364.00(─22.70)◎寄付前の外資系動向売 _770万株買 1360万株差 _590万株の買い越し市場からは「現物の売り指し値注文が時間を追うごとに増えている。さすがに直近の上昇ピッチは速く、利益確定売りが出るのは致し方ないところだ。目先、調整含みの展開も予想されるが、すでに三角もちあい上放れを確認しており、上昇トレンドは維持されているとみられる」(準大手証券)との声が聞かれた。■東証1部売買代金上位(株価:円) 大成建設:500円(▼24円)(▼4.58%)ソフトバンク:6620円(△140円)(△2.16%) 鉄建建設:254円(△14円)(△5.83%)トヨタ自動車:6340円(△40円)(△0.63%)マツダ:427円(△11円)(△2.64%) 小松製作所:2493円(△65円)(△2.68%) 三井住友建設:106円(▼5円)(▼4.5%) 東京電力:514円(△2円)(△0.39%) NF日経レバ連動型上場投信:9270円(▼10円)(▼0.11%)エヌ・ティ・ティ・ドコモ:161100円(▼3900円)(▼2.36%)■東証1部上昇率上位(株価:円) 浅沼組:131円(△23円)(△21.3%) 神東塗料:255円(△31円)(△13.84%) 兼松:132円(△16円)(△13.79%)キムラタン:9円(△1円)(△12.5%) 大和小田急建設:280円(△31円)(△12.45%) 大末建設:113円(△10円)(△9.71%)ジーエスユアサコーポレーション:544円(△41円)(△8.15%) 大日本塗料:175円(△13円)(△8.02%)エイチーム:2773円(△205円)(△7.98%)ニチレキ:896円(△60円)(△7.18%)■東証1部下落率上位(株価:円)シー・ヴイ・エス・ベイエリア:227円(▼57円)(▼20.07%)アゴーラ・ホスピタリティー:48円(▼6円)(▼11.11%)シンフォニア テクノロジー:165円(▼15円)(▼8.33%)ラサ工業:134円(▼11円)(▼7.59%) 佐田建設:106円(▼8円)(▼7.02%) 銭高組:281円(▼21円)(▼6.95%) 日本トリム:9360円(▼670円)(▼6.68%) 大林道路:540円(▼38円)(▼6.57%)アタカ大機:600円(▼40円)(▼6.25%) 巴コーポレーション:478円(▼29円)(▼5.72%)4571 ナノキャリア 211,400 +39,900 一時ストップ高 治験薬や化粧品原材料上振れ今期営業赤字が縮小。 8020 兼 松 132 +16 大幅に3日続伸 15期ぶりの復配を14時に発表して後場急騰 年間配当3円。 3856 リアルコム 91,100 +15,000 ストップ高 3カ年計画の策定を材料視 太陽光発電事業へ集中。 6789 ローランドDG 2,750 +156 急反発 岩井コスモが「A」へ引き上げ 3Dプリンター関連でも注目。 8935 FJネクスト 560 +32 急反発 来期販売分の前倒しで今期営業益15%増に一転。 9437 NTTドコモ 161,100 -3,900 4日ぶりに反落 「iPhone」販売を正式発表も 9月20日から事前予約を開始。 9107 川崎船 238 -13 3日ぶりに急反落 ユーロ円建てCBを発行へ LNG船などの設備投資に充当。