前場引け
7月21日前引け16,857.38円前日比+175.49円出来高概算10億6,718万株ドル円相場1ドル=107.10円長期国債先物価格=153.22円JGB5Y=-0.325%(+0.005%)JGB10Y=-0.235%(+0.010%)JGB20Y=0.170%(+0.025%)JGB30Y=0.235%(+0.030%)(11:30現在)前場の日経平均は反発。欧米株高や円安進行を背景に買い先行でスタートした後は、売り買いが交錯し、日経平均は値幅が94円に留まるなど狭い範囲内で推移している。欧米株の上昇や大型補正予算に対する期待などを追い風に、朝方の日経平均は16,800円台まで上昇して取引を開始。寄り付き後は一時16,900円台を回復する場面も見られたが、足元の急ピッチな反動に対する警戒感も強く、上値を追う動きは限定的となった。前引けにかけては伸び悩む展開となり、結局、175円高の16,857円で前場の取引を終えている。物色面では、野村HD(8604)や第一生命(8750)などの金融株、三井不(8801)や住友不(8830)などの不動産株が堅調に推移しているほか、富士重(7270)やパナソニック(6752)などの主力輸出株も強い。また、コマツ(6301)やオークマ(6103)などの機械株が買われ、20兆円規模の補正予算報道に対する期待から大成建(1801)や鉄建(1815)などの建設株が上昇している。個別では、昨日引け後に発表した1Q業績が市場予想ほど落ち込まなかった安川電(6506)が4.7%高となっているほか、同様に、今朝の1Q業績観測報道を受け、ミネベア(6479)が急伸している。尚、国内証券が目標株価を大幅に引き上げた任天堂(7974)も3.6%上昇している。 半面、グリコ(2206)や森永菓(2201)などの食品株が冴えない動きとなっているほか、トリドール(3397)やセリア(JQ2782)などの生活防衛関連株も弱い。個別では、冴えない1Q業績を発表したエンプラス(6961)の下落が目立ち、昨日発表した月次が伸び悩んだJACR(2124)も急落している。値上がり銘柄数は1,143、値下がり銘柄数は672。