前場
9日前場の日経平均は大幅に3日続落。前引けは644円安の27473円。米国株安を嫌気して、大幅安スタート。開始早々に下げ幅を400円超に広げると、その後も売りが続いた。海外で景気減速懸念が強まったことから、海運や機械など景気敏感株が下げを主導。レーザーテックなどハイテク株の一角には比較的しっかりとした動きが見られたが、全体の下支えとはならなかった。アジア株の軟調スタートを確認すると売りに勢いがつき、11時前には下げ幅を600円超に広げて27500円を下回った。節目割れがさらなる見切り売りを誘ったことで、安いところでは700円近く下げる場面もあった。 東証1部の売買代金は概算で1兆4900億円。業種別では全業種が下落しており、鉱業や石油・石炭、空運などが相対的に値を保った。一方、海運が大幅安となっているほか、機械やゴム製品などの下げがきつい。3Qが大幅増益となり増配も発表したUSEN-NEXT HOLDINGSが急騰。半面、コジマは3Q累計では前年同期比で大幅増益となったものの、3Q期間(3-5月)の実績が物足りないとの見方から急落している。日経平均 27473.21 -644.82先物 27530 -620TOPIX 1882.85 -37.47出来高 6.3億株売買代金 1.49兆円騰落 上250/下1879日経ジャスダック平均 3918.91 -31.68マザーズ指数 1144.01 -15.07東証REIT指数 2153.76 -26.34ドル円 109.89ユーロ円 130.06債券 0.03 +0.005