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「ドリンク遅いね~。」
「次はこの店ないね・・・」 「今日はしょうがないから踊りますか?」 「てゆーか、入り口の近くにさー、あの人いたんだけどみた?」 「あのひとって?え?!ウソーーー!まさかここにきてたの?」 「てゆーか、あの時見てからずーっといるんじゃないの?うちらは何軒かまわってるけど。」 「GMよくみつけたねーー。」 それはこのネオンの街に到着したころの話。 この街はホントにいろんなひとがいる。 4人が横一列で歩いていると、向こうから一人の女性がやてきた。 ゴールドのハイヒールのサンダル。 スラーっと伸びた細い脚。 淡い色あいのタイトなスカート。 トップスはフリルのついたノースリーブで細い腕が携帯をさわっている。 髪はロングできれいに巻いてある。 「ねー、見て。あの人。」 「どれどれ?」 「ゴールドのサンダルがイケてるな~と思ってどんな人なのかみたらさ~、あのひと完全にどっかのマダムでしょ~。」 「ほんとだ~~。上半身だけ見てたらマダムだー。足元と全然別人だよ~~。」 「やっぱ遊びに出ないとダメだんだな~」 「でも、遊びに出かけそうなかんじには全く見えないよね~。見た目ってほんとだまされるね。」 「私たちも見習おう!」 ・・・なんて話していた話題の彼女がカウンター陣取ってるんです しかも、向かいにいるDJは黒人男性。 「意外とあのDJが彼氏なんじゃないの~?じゃないとこの店ひとりで入んないでしょ~よ。」 「あ~~。なるほどね~~~。」 「それなら話はわかるよね。あのサンダルでもしょうがない。」 そうこうしているうちに、先にお店に入っていた外国人集団が盛り上がってきた。 そしてその波にのまれかけている小悪魔クラブ・・・ ぽちっとお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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