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カテゴリ:スマイル
まだ一回見ただけです。セリフは現在自分の中にイメージとして残ってるものです。ですからもしかしたらまるっきり違ってるかもしれない。
まず、最初の感想は「なんじゃこりゃ」 でも、なんとなく気がついたこともあります。 なんじゃこりゃと思った事柄と、そこから推察した事柄を書き上げます。 まず、ビトが里奈ちゃんを心配する気持ちはよくわかる。 病院に駆けつけるのもビトの人柄がよく表れてる。 でも、大人の男に「友達みたいなものです」って言われたって、小学生の女の子を持つ母親なら誰だって拒否するでしょう。 しかも、食中毒の原因になってるかもしれない食品会社の男性です。 一度、そうやって親から拒否されて「娘と会わないでください」とはっきり言われてるにもかかわらず、黙って面会に行く行動のおかしさ。非常識もいいところ。 あまつさえ、里奈ちゃん本人から「おはぎが食べたい」と言われたからといって、食中毒で入院している女の子に食べ物の差し入れするなんて考えられない。これも非常識。 そのうえ、里奈の母親から拒否されたことを、自分の行動のおかしさには結びつけることができず、出自にすべて転嫁している。 これはもう、ビトは阿呆か?としか思えません。 ここが一番疑問符だらけだったところ。 しかし。 考えたんですよ。 ビトびいきの私ですら、ビトはアホか?と思うようなわざとらしいエピソード。 もしかしたら、意図的に「ビトがアホ」なことを詳らかにしようとしたのではないかと。 つまり、 自分が人から拒否されたり何かされたりするのを、すべて自分の「ハーフ」のせいにしてしまうビトの愚かさを浮き彫りにする目的のエピソードなのではないかと思うのです。 ビトがその生い立ちから、人との距離をうまく取れない、非常に歪な部分を抱える人物であることは、これまでの流れでなんとなく分かります。 純粋で無垢だけれど無知で無謀。 恐らく自分を好きでいてくれる人に対しては、全身全霊で応えようとする人なんでしょう。嬉しくてたまらないのでしょう。 だから、里奈ちゃんをどうしてもお見舞いに行きたくて仕方ないし、母親から止められても無事な姿を確認したい、大丈夫って声をかけてあげたい。 そう思ったらいてもたってもいられないから、行動する。あと先も考えないし、周囲の状況も全く目に入っていない。まるでローティーンの子供そのものです。 おはぎもその流れ。 里奈ちゃんが食べたいって言った。そしたら、それに応えてあげたい。きっと里奈ちゃんは喜ぶに違いない。里奈ちゃんが喜ぶ顔を見たい。 だから、一心不乱に徹夜しておいしいおはぎを作って届ける。 もち米が原因だったとは知らなかったし、卵が原因だったと報道されたことで、自分たちの食材に対する危機感が全くなかったことはわかります。 でも、食中毒の患者に食物の差し入れはないですよね。 それも、彼には見えない。なぜなら、彼の頭の中には、里奈ちゃんを喜ばせてあげることしかないからです。 それが、ビトという青年なんですよね。 でも、それは歪な形です。矯正されなければならない部分です。 そしてもっと歪なのは、人から拒まれたときに、自分を顧みることなく「ハーフ」にすべてを押しつけてしまうところです。逃げてしまっている所です。 だからこそ、そのビトの「負」の部分を明確にするための3話エピソードだったような気がするのです。 そこを抉りだしてそこを変革することで、ビトの変容の第一歩が成立するのではないかと。 だからこそ、4話予告のビトがあるのではないかと思います。 ともあれ、 2015年の場面で、花がビトを待っているであろうことははっきりしましたし、 次週ビトが吉沢さんから花の失声症の原因を聞いて花を守ろうと決意するのだなということも分かりました。 自分的には、4話がこのドラマの転機になるんじゃないかと思います。 ビトが変わる。間違いなく変わる。 それは、己と向き合い、己の非を認めてコンプレックスを受け止めるところから始まるんでしょう。 高く飛ぶために身をかがめる。 その身を屈めた回が、第3話だった。 来週は、飛翔してくれる。 そう信じて期待してます。でも、たぶん宅間さんならそんな感じにもっていくんじゃないかなあ。 ちなみに、北川古瀬は悪玉としてしか描くつもりはないみたいですね。 どうだろう。ここも裏切ってくれるのでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/05/02 12:58:39 AM
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