まだ10話の感想が書けません。
実は、私は(書いたかもしれませんが)1話終了後、火曜日くらいまで廃人同様でした。
仕事にいって仕事をしている間だけスマイルのことを忘れられていました。
昼食時間や帰宅してからは、心がビトに埋め尽くされて、とる物も手につかなかった。
馬鹿でしょう。馬鹿ですねえ。
でも、10話で同じように引きずっています。とはいえ、今回は夜も眠れたし、食事もできます。でも、引きずっている。
そして、今回は、
リピートができない。
スマイルが始まってから初めてのことです。このドラマ、よほど自分と波長が合うらしく、最低4回くらいは毎回見直しています。そして細部を味わうことを楽しんでいました。
繰り返すたび感動は深まり、役者の繊細な演技の機微を隅々まで味わうことができました。
10話の役者さん、なかんずく中井さんと松本潤の演技は、鬼気迫るものがあったと思います。かねてからこの作品では松潤は一皮むけたなと思っていましたが、それをさらに実感させる10話でした。密度が濃かった。
その印象をしっかりと確かめたいのに、できない。
哀しすぎて辛すぎて、切なすぎて痛々しすぎて、もう全くお手上げ状態です。
これもいつものことですが、本篇を見ている時はひたすら釘づけで息をのみ集中しているので、泣く暇がない。見返してびーびー号泣するのが常。
今回は。
見返してないにもかかわらず、ふとした折に辛くなって涙がこみ上げてくるのです。それも号泣です。ビトが悲しくて。
ひたすら、ビトに助かってほしくて助かってほしくて助かってほしくて。
お願いだから死刑執行エンドなんてのだけはやめてほしい。
切なる願いです。心の底からの懇願です。
ということで。予告からビトたちの台詞を拾ってみました。
まずは王様のブランチから。
ビト「生きたくてたまんない。必死で生きようと思わなくちゃいけないんだって。」
アクリル板越しに手を合わせ、涙ながらに語るビト。同じく滂沱の涙を流しながらビトを見つめる花。
そのあと、ビトは二人の刑務官ともう一人の事務官と思しき人に連れられて、大声で泣きじゃくりながら廊下を歩き去ります。それを柏木が見送っている。
その廊下は、いったいどこへ続いているのか。
予告。
港のキリンさんを見つめ、泣く花。
彼女の服は、上でビトと面会した時のものと同じです。
一馬「俺は絶対あきらめねえぞ。てめえの惚れた女の笑顔くらいなてめえで守り抜け、馬鹿野郎!」
アクリル板越しにビトを怒鳴りつける。
面会室。柏木がビトに言う。
「伝えろよ、5年分の想い」
そして彼はビトの体を部屋の中へ押し込む。
そして花との面会場面。
ビト「花ちゃん。好きだよ。」
廊下を歩いてくる複数の人間の足。
「ビト、しっかりやれよ」被るこの声が誰のものか不明。柏木?
一馬の声「俺は絶対死なせねえぞ」
電話を取るみどり母さん。宗助社長が亡くなったときと同じような表情を浮かべています。
周囲にはブル、キンタともう一人の男性。これ、誰?一馬ではない。
ビトの声「死ぬって言うことの意味が分かって、初めて生きることの意味を…」
柏木の上司?の声「何を考えてるんだ!」
柏木「お願いします」
上司「完全に服務規程違反だぞ」
柏木「もう少しだけ(待ってください?時間をください?)」
みどり母さんからビトの死刑執行が近いことを知らされる花。(たぶん。服はビトに面会してるところ、キリンを見てるところと同じ。)
ビトの声「もしまた、君に会えることがあったら、今度はもう絶対に負けない。どんなことがあっても、君を守って生きてく」
絶叫です。
そして鍵の音。号泣し泣き崩れるビト。
どうなるんでしょう。
ああ、胃が痛い。
たかがドラマにどれほど入れ込んでるんでしょう。
ああ胃が痛い。
一つだけ、心配していたほど10話で世界観の崩れや脚本の違和感は感じませんでした。
ちょっとべったり叙情的だったかなと思いましたが。